Project Server VME にデータを読み込む
適用先: Project Server 2010
トピックの最終更新日: 2011-01-14
ここでは、Microsoft Office Project Server 2003 のデータを仮想マシンのホストから Project Server 仮想移行環境 (VME) の仮想マシンに移動する方法について説明します。この記事の手順を実行する前に、Project Server 2003 データベースのバックアップ コピーを作成し、ホスト コンピューターと VME 仮想マシンの間のデータ交換を確立しておく必要があります。それらの手順については、次の 2 つの記事を参照してください。
この記事の内容
Project Server 2003 データベースのバックアップを VME 仮想マシンに移動する
VME 仮想マシンにデータベースを復元する
ここでは、Project Server 仮想移行環境 (VME) 用に Hyper-V 環境を構成するために必要な複数のタスクのうちの 1 つについて説明します。Hyper-V 環境を構成するために必要なその他のタスクの詳細については、「Project Server VME 用の Hyper-V 環境を構成する」を参照してください。VME の詳細については、「Project Server 2010 VME の概要」を参照してください。
Project Server 2003 データベースのバックアップを VME 仮想マシンに移動する
以下の手順に従って、Project Server VME 上に共有を作成し、Project Server 2003 データベースのバックアップ コピーを仮想マシンのホストから VME 仮想マシンに移動します。
注意
以下の手順で VME 仮想マシンの資格情報の入力が必要な場合は、ドメインおよびユーザー ID は "VME\Administrator"、パスワードは "pass@word1" とします。
Project Server 2003 データベースのバックアップを VME に移動する
VME 仮想マシンで、コマンド プロンプト ウィンドウを開き、コマンド「IPConfig」を実行します。表示される [自動構成 IPv4 アドレス] を確認します。
Hyper-V ホスト マシンで、[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに「\\<VME 仮想マシンの IP アドレス>\E$」と入力します。"VME 仮想マシンの IP アドレス" の部分には、前の手順で確認した自動構成 IPv4 アドレスを指定します。資格情報の入力を求められた場合は、前述の VME 仮想マシンの資格情報を入力します (ドメイン\ユーザー名は "VME\Administrator"、パスワードは "pass@word1")。
エクスプローラーで、[新しいフォルダー] をクリックし、VME 仮想マシンの E ドライブのルートにフォルダーを作成して、名前を付けます (たとえば "ProjectServerData")。
エクスプローラーで、Project Server 2003 データベースのバックアップ コピーを保存場所からコピーし、前の手順で VME 仮想マシンの E ドライブに作成したフォルダーに貼り付けます。プロジェクト ワークスペース データを移行する場合は、プロジェクト ワークスペース データが保存された Windows SharePoint Services 2.0 データベースのバックアップもそのフォルダーにコピーします。
VME 仮想マシンにデータベースを復元する
Project Server 2003 データベースのバックアップを VME 仮想マシンにコピーした後で、以下の手順に従って、VME 仮想マシンの Microsoft SQL Server 2005 にデータベースを復元します。
VME にデータベースを復元する
Hyper-V マネージャーで、VME 仮想マシンに切り替えます。
[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server 2005]、[SQL Server Management Studio] の順にクリックします。
[サーバーに接続] ダイアログ ボックスで、[接続] をクリックします。
[Microsoft SQL Server Management Studio] ページの [オブジェクト エクスプローラー] セクションで、[データベース] を右クリックして、[データベースの復元] をクリックします。
[データベースの復元] ページの [復元先] セクションで、[復元先データベース] フィールドに「Project2003SourceDB」と入力します。
重要
データベースを復元するときには、手順で示したとおりに名前を正確に変更したことを確認してください。移行ツールの構成ファイルおよびオプションの移行スクリプトは、データベース名が正確な場合にのみ正しく機能します。
[復元用のソース] セクションで、[デバイスから] を選択し、その右側にある省略記号ボタン ([…]) をクリックします。
[バックアップの指定] ダイアログ ボックスで、[追加] をクリックします。
データベース バックアップをコピーした E ドライブのフォルダーを選択し、Project Server 2003 データベースのバックアップ ファイルを選択します。[OK] をクリックします。[バックアップの指定] ページで、再度 [OK] をクリックします。
[復元するバックアップ セットの選択] の一覧で、[復元] 列のチェック ボックスをオンにします。
[OK] をクリックします。データベースが復元されます。
Project Server 2003 データベースが 2 つのデータベースに分割されている場合は、Project Web データベース (既定の名前は "Project2003WebTablesDB") も復元する必要があります。同じ手順を再度実行し、このデータベースを復元します。このデータベースを復元するときには、名前は必ず「Project2003SourceWebDB」と指定してください。前述のとおり、Project Web データベースをこの名前のとおりに正確に復元することが重要です。
注意
Project Server 2003 ワークスペース データを移行する場合は、まず手順を把握します。「Project Server VME: プロジェクト ワークスペース データを復元する」を参照し、詳細を確認したうえで、プロジェクト ワークスペース データが保存された Windows SharePoint Services 2.0 コンテンツ データベースを復元してください。