データベースへの接続時に発生するプロジェクトの一般的なデータ アクセス層エラー

 

適用先: Project Server 2010, Project Server 2013

トピックの最終更新日: 2016-11-30

要素 ID/ルール名:   Project_General_Data_Access_Layer_Error_Connecting_To_Database

概要:   このメッセージは、Microsoft Project Server アプリケーション サーバー上のデータ アクセス層が、Microsoft Project Server 2010 サイト用のデータを保持する 4 つの Project Server データベースの 1 つに接続しようとしたが接続できなかったことを示します。Project Server の展開への問題の影響は、問題が発生したのがサーバー レベルかデータベース レベルかによって、またデータベースが影響を受けるかどうかによって異なります。以下の一覧は、Project Server の展開への影響が、エラーの発生元のデータベースによってどのように異なるかを示しています。

  1. 下書きデータベース   プロジェクト マネージャーは、編集内容をデータに保存できません。ただし一部の Microsoft Project Web App 機能は利用できます (通常は読み取り専用です)。レポート データベースのすべての読み取り専用機能が利用できます。制限されたアーカイブ データベース機能は利用できますが、プロジェクト アーカイブまたは復元機能は利用できません。

  2. 発行済みデーターベース   認証に使用するセキュリティ データベースはこのデータベースに格納されるため、大部分のシステム機能は正常に動作しません。レポート データベースのすべての機能を利用できます。ただしアーカイブ データベース機能は利用できません。

  3. アーカイブ データベース   スケジュールされるか手動で実行されるアーカイブ機能および復元機能を除く、大部分のシステム機能を利用できます。

  4. レポート データベース   リレーショナル レポートを除く、大部分のシステム機能を利用できます。

注意

発行済みデータベースまたは下書きデータベースが利用できない場合は、キューに入っているアクションが失敗またはブロックされるとともに、Project Server キュー サービスが低下します。

原因:   以下のような原因が考えられます。

  • Microsoft SQL Server を実行している 1 つ以上のコンピューターに Project Server アプリケーション サーバーが接続できなくなるネットワーク接続問題。

  • アカウントのロックアウトまたは変更の伝達エラーが原因で、サービス アカウント資格情報が無効。

  • ハードディスク ドライブ、コントローラーのエラーなど、ハードウェア問題が原因で発生したデータベース可用性問題。

  • 管理者がデータベース権限を変更したことによる、データ アクセス問題。その結果データ アクセスに使用されるアカウントの承認が拒否されます。

解決策: