バージョン管理を有効化および構成する (Search Server 2008)

更新日: 2008年7月

適用対象: Microsoft Search Server 2008

 

トピックの最終更新日: 2008-07-17

ドラフト版のコンテンツ この記事は、この製品の以前のバージョン用に公開されたもので、今回のリリース用に変更されていません。

バージョン管理は、サーバーファーム レベルでは行われません。各ライブラリまたはリストのサイト所有者によって、別々に有効化され、構成される必要があります。ファイルまたはリスト アイテムのバージョンを追跡する場合、各バージョンは、バージョン履歴の一部として番号付けされ、保存されます。組織内のユーザーは、バージョン履歴を表示し、必要に応じて以前のバージョンを復元することができます。特定のリストまたはライブラリでは、次の設定を指定できます。

  • **バージョン管理をしない   **
    各バージョンに関連付けられている、以前のドキュメントのバージョンと履歴 (コメントなど) は取得できません。これが既定の設定です。

  • メジャー バージョンの作成
    各繰り返しがドキュメントの完全な複写になり、順番に番号付けされた (1、2、3 など) バージョンを与えられます。ドキュメント ライブラリへのアクセス権を持つすべてのユーザーは、更新されたすべてのバージョンを表示できます。このオプションは、下書きバージョンと公開バージョンを区別する必要がない場合に使用します。記憶域スペースに対する影響を制御するため、保持する以前のバージョンの数を、現在のバージョンを基にして数えて指定できます。

  • メジャー バージョンとマイナー バージョンの作成
    最後が .0 のバージョンはメジャー バージョンで、最後が 0 以外のバージョンはマイナー バージョンです。発行できるのはメジャー バージョンのみです。マイナー バージョンを操作するため、追加のアクセス許可レベルを構成できます。通常、メジャー バージョンを編集できるユーザーはマイナー バージョンも編集できますが、読み取り専用ユーザーはメジャー バージョンの表示のみができます。以前のオプションと同様に、現在のバージョンに基づいて保持する以前のバージョンの数を指定できます。また、メジャー バージョンごとに保持するマイナー バージョンの数も指定できます。

重要

バージョン管理を有効にし、構成するには、リストまたはライブラリ上でフル コントロールのアクセス許可レベルを持っている必要があります。

バージョン管理を有効化および構成する

リストでのバージョン管理を有効にするには、次の手順を実行します。この手順を完了すると、組織内のユーザーはバージョン履歴を表示したり、必要に応じてリストの以前のバージョンを復元したりできるようになります。

リストのバージョン管理の有効化と構成

  1. バージョン管理を有効にするリストを開きます。

  2. [設定] メニューで、[リストの設定] をクリックします。

  3. [<リスト名> のカスタマイズ] ページの [全般設定] セクションで、[バージョン設定] をクリックします。

  4. [リストのバージョン設定] ページの [コンテンツの承認] セクションで、リストの変更に適用するコンテンツ承認オプションを選択します。
    送信されたアイテムに対してコンテンツの承認を必須にすることの詳細については、「リストまたはライブラリでアイテムやファイルの承認を要求する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=104971&clcid=0x411) を参照してください。

  5. [アイテムのバージョン履歴] セクションで、[はい] をクリックして、リストが編集されるたびに新しいバージョンが作成されるようにします。

  6. 保存するアイテムまたはファイルのバージョンの数を指定するには、[次の数のバージョンを保存する] チェック ボックスをオンにして、保存するバージョンの数を入力します。

  7. [送信されたアイテムに対してコンテンツの承認を必須にする] を選択する場合は、[次の数の承認済みバージョンの下書きを保存する] チェック ボックスをオンにして、保存するバージョンの数を入力することで、保存する承認済みバージョンの数を指定できます。

  8. [下書きアイテムのセキュリティ] セクションで [送信されたアイテムに対してコンテンツの承認を必須にする] を選択する場合は、このドキュメント ライブラリの下書きアイテムを確認するユーザーを選択する必要があります。次のいずれかを選択します。

  9. [OK] をクリックします。

ライブラリでのバージョン管理を有効にするには、次の手順を実行します。この手順を完了すると、組織内のユーザーはバージョン履歴を表示したり、必要に応じてライブラリ ドキュメントの以前のバージョンを復元したりできるようになります。

ライブラリのバージョン管理の有効化と構成

  1. バージョン管理を有効にするライブラリを開きます。

  2. [設定] メニューの [ドキュメント ライブラリの設定] をクリックします。

  3. [<ライブラリ名> のカスタマイズ] ページの [全般設定] セクションで、[バージョン設定] をクリックします。

  4. [ドキュメント ライブラリのバージョン設定] ページの [コンテンツの承認] セクションで、リストの変更に適用するコンテンツ承認オプションを選択します。
    送信されたアイテムに対してコンテンツの承認を必須にすることの詳細については、「リストまたはライブラリでアイテムやファイルの承認を要求する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=104971&clcid=0x411) を参照してください。

  5. [ドキュメントのバージョン履歴] セクションで、バージョン管理オプションを選択します。

    • 1 種類のバージョンのみを追跡するように指定するには、[メジャー バージョンを作成する] をクリックします。

    • メジャーとマイナーの両方のバージョンを追跡するように指定するには、[メジャーとマイナー (下書き) バージョンを作成する] をクリックします。

  6. 保存するアイテムまたはファイルのメジャー バージョンの数を指定するには、[次の数のメジャー バージョンを保存する] チェック ボックスをオンにして、保存するバージョンの数を入力します。

  7. メジャーとマイナーの両方のバージョンの作成を選択した場合は、[次の数のメジャー バージョンの下書きを保存する] チェック ボックスをオンにして、保存するバージョンの数を入力することで、保存するマイナー (下書き) バージョンの数を指定できます。

  8. [下書きアイテムのセキュリティ] セクションで [送信されたアイテムに対してコンテンツの承認を必須にする] を選択する場合は、このドキュメント ライブラリの下書きアイテムを確認するユーザーを選択する必要があります。次のいずれかを選択します。

    • アイテムを閲覧できるすべてのユーザー

    • アイテムを編集できるユーザー

    • アイテムの作成者およびアイテムを承認できるユーザー

    下書きを閲覧および編集できるユーザーの指定の詳細については、「下書きを表示できるユーザーを指定する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=104975&clcid=0x411) を参照してください。

  9. [チェックアウトを必須にする] セクションで、ライブラリの編集に適用するチェックアウト オプションを選択します。
    チェックアウトを必須にすることの詳細については、「ライブラリでファイルのチェックアウトを必須にする」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=104974&clcid=0x411) を参照してください。

  10. [OK] をクリックします。

関連項目

概念

ごみ箱とバージョン管理を使用したコンテンツの保護および復元 (Search Server 2008)
ごみ箱を構成する (Search Server 2008)
クォータを使用してバージョンを管理する (Search Server 2008)