データベースの保守を行う (Search Server 2008)

更新日: 2008年8月

適用対象: Microsoft Search Server 2008

 

トピックの最終更新日: 2008-08-06

ここでは、簡単に計画、展開、およびメンテナンスを行うことによって、SharePoint 製品とテクノロジ データベースのパフォーマンス、信頼性、スケーラビリティを向上させる方法について説明します。

Microsoft Search Server 2008 の最適なパフォーマンスと信頼性を実現するには、データベース ファームを正しく計画して構成することが重要です。ファームの運用開始後に、ドライブの最適化、ファイル サイズの管理、負荷の分散など、データベースの保守を定期的に行うことによって、パフォーマンスを低下させずに、データベースを必要に応じて拡大できます。機器のアップグレードやサービスの拡張でしばしば必要となる、データベースの移動は、最小限のダウンタイムでデータを失うことなく実行する必要があります。

データベースの保守作業を開始する前に、次の記事を読んで要件と制限事項を確認してください。

タスク要件

データベース保守の多くの操作には、次の要件が適用されます。

  • データベースの作成、移動、マージなど、データベース操作時には、そのタスクを実行するアカウントに、適切な SQL Server データベース権限を付与する必要があります。一部の操作では、アカウントに dbcreator 固定データベース ロールのメンバシップが必要です。

  • Stsadm コマンド ライン ツールを使用するアカウントは、ローカル コンピュータの Administrators グループのメンバである必要があります。

  • 移動など、一部のデータベース保守作業では、データベースを停止する必要があります。このような保守作業は、データベースの利用が少ない間に実行し、すべてのユーザーに十分に通知するようにしてください。

  • データベースの保守作業を開始する前に、データのバックアップが最新であることを確認してください。

  • 可能な限り、データベースに関する次の制限事項に従ってください。

    • データベースのサイズが 100 GB を超えないようにします。この制限に達しそうな場合は、データベースを分割して一部のコンテンツを別のデータベースまたはサーバーに移動することを検討してください。

    • データベースのパフォーマンスは、アクセス方法が同一の場合に最適になります。たとえば、編集可能なサイト コレクションと読み取り専用サイト コレクション両方を含むデータベースのパフォーマンスは、読み取り専用サイト コレクションだけを含むデータベースのパフォーマンスに劣ります。

    • ボトルネックを回避するために、同じデータベースに同時にアクセスするリソースの組み合わせは避けてください。

データベースを管理するには、以下の手順を実行します。

関連項目

概念

Search Server 2008 の操作
ファームの保護および復元 (Search Server 2008)
サーバーとサーバー ファームを移動および移行する (Search Server 2008)