Web パーツ ページの承認と対象ユーザーを構成する (Office SharePoint Server)
Microsoft Office SharePoint Server 2007 では、コンテンツおよびサイトの対象ユーザーを設定できます。これは、対象ユーザーと、ユーザーまたはグループに関連付けるコンテンツを定義することを目的としています。サーバーやサイトの管理者は、対象ユーザーと、特定の一連のユーザーまたはグループ用のコンテンツを定義できます。対象ユーザーは、プロパティ、組織の関係、配布リスト、SharePoint グループに基づいて定義できます。
対象ユーザーの詳細については、「対象ユーザーを計画する」を参照してください。
対象ユーザーを指定すると、対象ユーザーのメンバに含まれるユーザーまたはグループに対して、条件付きでコンテンツを表示するように Web パーツを構成できます。また、さまざまな Web パーツを使用して、さまざまな方法でユーザー向けのコンテンツをカスタマイズできます。サイト コレクション ページにコンテンツを配信する最適な方法の 1 つとして、[コンテンツのクエリ Web パーツ] の使用が挙げられます。
[コンテンツのクエリ Web パーツ] は、既定では、ポータル サイト、チーム サイトなど特定のテンプレート ページ用に提供されており、次の方法でコンテンツをカスタマイズできます。
オプションまたは対象ユーザーで結果をグループ化する方法。これは、通常、Web パーツとリスト アイテムの両方で対象を特定するために使用されます。
複数の階層レベルのリスト アイテムを表示する方法。対象ユーザー情報をさらに詳しく表現します。
特定のリスト アイテムを特定の対象ユーザーに表示する方法。この場合、それらのリスト アイテムが Web パーツやページに表示されるときでも、ページ全体や Web パーツ全体ではなく、個々のリスト アイテムのみが配信されます。
SharePoint サイトでのコンテンツの表示
[コンテンツのクエリ Web パーツ] を使用してコンテンツを表示するには、次の手順を使用します。
[コンテンツのクエリ Web パーツ] を使用して、コンテンツを表示する
Web パーツ ページに移動して、[コンテンツのクエリ Web パーツ] を追加し、Web パーツを次のように変更します。
[クエリ] セクションの [リストの種類] を [ドキュメント ライブラリ] に変更します。
[クエリ] セクションの [対象ユーザーの設定] セクションで、[対象ユーザーをフィルタ処理できるようにする] を選択して [OK] をクリックします。
対象を特定したドキュメント ライブラリのアイテムが、該当のユーザーに対してのみ表示されることを確認します。
注意
また、さまざまな Web パーツを使用して、対象ユーザーに個人用サイトのコンテンツを配信することもできます。
リスト アイテムまたは Web パーツで対象を特定する
特定の対象ユーザーを [Web パーツ] ツール ウィンドウにある [詳細設定] セクションの [対象ユーザー] ボックスに追加することによって、任意の Web パーツを特定の対象ユーザーに配信することができます。
Web パーツで対象を特定したコンテンツを表示するには、次の手順を使用します。
Web パーツで対象を特定したコンテンツを表示する
Web パーツ ページに移動して、[サイトの操作] メニューをクリックします。
[サイトの操作] メニューの [ページの編集] をクリックします。
[Web パーツ] 領域の [編集] をクリックして、[共有 Web パーツの変更] を選択します。
[Web パーツ] ツール ウィンドウの [詳細設定] セクションで、[対象ユーザー] ボックスに対象ユーザーを追加して、[OK] をクリックします。
対象を特定した Web パーツのアイテムが、該当のユーザーに対してのみ表示されることを確認します。