コンテンツ展開のパスとジョブの管理
コンテンツ展開パスは、展開元サイト コレクションと展開先サイト コレクションの間の接続を作成します。その接続を使用して、展開元から展開先にコンテンツを発行します。これらのサイト コレクションは、同じファーム内でも、異なるファーム内でもかまいません。
注意
展開先サイト コレクションは、サーバーの全体管理 Web サイトで空のサイト テンプレートを使用して、または Stsadm コマンドライン ツールを使用してテンプレートを使用しないで空のサイトを作成することで、作成できます。 createsite コマンドを使用して空のサイト コレクションを作成する方法については、「Createsite : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)」を参照してください。
コンテンツ展開パスによるコンテンツの移動をスケジュールするには、コンテンツ展開ジョブを使用します。指定したスケジュールで実行するジョブを作成でき、コンテンツ発行要件に最適なようにジョブ実行の頻度をカスタマイズできます。
重要
コンテンツ展開は一方向のプロセスであることに注意してください。つまり、コンテンツは展開元サイト コレクションから展開先サイト コレクションにコピーされます。コンテンツ展開機能では、展開元から展開先に同期した後、その逆方向に同期するラウンドトリップ同期はサポートされていません。展開先サイト コレクションで新しいコンテンツを作成したり、既存のコンテンツを変更したりすると、コンテンツ展開ジョブが失敗する場合があります。そのため、展開先サイト コレクション内に格納されているコンテンツをユーザーが直接変更できないように、展開先サイト コレクションに対するアクセス許可を制限することを検討してください。
コンテンツ発行ジョブを作成するときは、展開元サイト コレクションの全体またはそのサブセットのみをコピーするように、ジョブを構成できます。また、新規コンテンツ、変更されたコンテンツ、削除されたコンテンツのいずれかのみを展開するように、または他のジョブで既に展開されているコンテンツも含めてすべてのコンテンツを展開するように、ジョブに指定することもできます。
注意
コンテンツの所有者は、簡易展開ジョブを使用して、スケジュールされているジョブとは関係なく簡単にコンテンツを発行できます。簡易展開ジョブについては、「簡易展開ジョブを管理する」を参照してください。
コンテンツ展開の計画およびパスの詳細については、「コンテンツの展開を計画する」を参照してください。
タスク要件
コンテンツ展開のパスおよびジョブを管理するには、以下の手順をこの順序で実行します。
コンテンツ展開のパスとジョブを構成した後は、以下の手順を任意の順序で実行できます。
コンテンツ展開ジョブの初回の実行が正常に終了した後は、以下の追加手順を任意の順序で実行できます。