エンタープライズ コンテンツ ストレージを計画する
ここには、ソリューションの立案者や設計者が Microsoft Office SharePoint Server 2007 に基づいて、大規模なエンタープライズ コンテンツ管理ソリューションの計画および構成を適切に行い、サイトのユーザーに必要な機能を提供しながらコンテンツ管理を適切に実行するための情報が記載されています。Office SharePoint Server 2007 は、大容量のドキュメントの保存をサポートします。ドキュメント ライブラリには最大で 1,000 万ものドキュメントを格納できます。ただし、コンテンツの使い方によっては、大量のドキュメントを含むサイトのパフォーマンスが低下する可能性があります。ここで紹介する規範的ガイダンスは、企業の要件に合わせた大規模コンテンツ管理ソリューションを設計すると同時に、ソリューションのユーザーに対してドキュメントを作成したり、使用したりするための優れた実行環境を提供するのに役立ちます。
Office SharePoint Server 2007 では、サイト コレクション、サイト、およびライブラリの容量に関する決定は、Office SharePoint Server 2007 環境の物理的なストレージ制約だけでなく、ユーザーのコンテンツ利用状況と表示パターンも考慮して行う必要があります。たとえば、ユーザーが何千ものドキュメントが格納されているドキュメント ライブラリ内のドキュメントの表示や照会を行う場合、サイトが適切に構成されていないとパフォーマンスは低下する可能性があります。または、コンテンツのバックアップを 1 日 2 回取ることがサービス レベル アグリーメントで規定されている場合、一連のコンテンツが大きすぎるとサービスが十分に実行されない可能性があります。この記事では、許容範囲のパフォーマンスを維持しながら、必要なコンテンツ管理機能を提供するための技術について説明します。
ここでは、以下の 4 つのレベルに分けてコンテンツ ストレージを説明します。
サイト コレクション
サイト
ライブラリ
フォルダ
これらの項目ごとに、コンテンツを整理する利点と、格納されるドキュメント数が増加するにつれてパフォーマンスがいかに低下するかを説明し、大量のコンテンツが存在する場合にパフォーマンスを向上させるための推奨事項を示します。
この記事の内容 :
典型的な大規模コンテンツ管理の場合
サイト コレクション : コンテンツ ストレージの利点と制限
サイト : コンテンツ ストレージの利点と制限
ライブラリ : コンテンツ ストレージの利点と制限
フォルダ : コンテンツ ストレージの利点と考慮事項
推奨事項の概要
注意
ここで示す例は主に Office SharePoint Server 2007 に基づくソリューションに当てはまりますが、ここでの規範的ガイダンス情報は Office SharePoint Server 2007 と Windows SharePoint Services 3.0 の両方に当てはまります。
典型的な大規模コンテンツ管理の場合
通常、大規模コンテンツ管理は以下に示すいずれかの状況のバリエーションです。
大規模なオーサリング環境
大規模なコンテンツ アーカイブ
非常に大規模なコンテンツ アーカイブ
これらの状況は、大規模なソリューションの意味を明確にし、コンテンツ管理の目的を示す例を紹介するためのものです。
大規模なオーサリング環境
大規模なオーサリング環境では、ユーザーが 500 以上のフォルダに格納された 50,000 以上のドキュメントを動的に編集するライブラリがサイトに存在する場合があります。バージョン管理が可能なので、ドキュメントごとに前のバージョンが通常、10 以上存在します。ドキュメントは頻繁にチェックインおよびチェックアウトされ、ライフ サイクルの制御にはワークフローが使用されます。20 以上のコンテンツ タイプが使用されていることもあります。このようなサイト用の典型的なデータベースには、約 150 ギガバイト (GB) のデータが含まれます (ドキュメントの各バージョンは、データベースに個別に保存されます)。通常、大規模なオーサリング環境では、サイトのユーザーの 80% がメジャーまたはマイナー バージョンのドキュメントへのアクセス権を持つ作成者で、残りの 20% は読み取り専用の権限を持ち、メジャー バージョンのコンテンツを閲覧することしかできません。
大規模なオーサリング環境のサイトは、Office SharePoint Server 2007 ドキュメント センター サイトのテンプレートに基づいている場合があります。これには、1 つの大きなドキュメント ライブラリが含まれ、大規模なオーサリング用に最適化されています。「ドキュメント センター サイト」を参照してください。
大規模なコンテンツ アーカイブ
大規模なアーカイブとはドキュメント リポジトリのことで、ユーザーはドキュメントの閲覧または新しいドキュメントのアップロードを行います。サイトでオーサリングが行われることはほとんどありません。大規模なアーカイブは、主にナレッジ ベースの場合とレコード管理の場合があります。
ナレッジ ベースのサイトでは、ほとんどのドキュメントは単独バージョンのみが格納されているので、1,000,000 以上のドキュメントを容易に保持できます。通常、コンテンツは 400 GB ほどの大きさの 1 つのデータベースに保存されます。企業のテクニカル サポート センターなどの典型的な例では、10,000 人のユーザーが主に読み取りを行うためにコンテンツにアクセスする場合があります。ユーザーの一部 (3,000 ~ 4,000 人) は、サイトに新しいコンテンツをアップロードします。ナレッジ ベースのサイトは、ドキュメント センター サイトのテンプレートに基づいている場合があります。
もう 1 つの大規模なアーカイブはレコード センターで、これはレコード センター サイトのテンプレートに基づいています。このサイトのテンプレートには、レコード (組織が実行した動作またはトランザクションの証拠として機能し、一定の期間保持する必要のあるドキュメント) の保存と処分を管理するための機能が含まれます。ナレッジ ベースのサイトと同様に、レコード センターに保存されるのは各ドキュメントの単独バージョンなので、ほとんどの場合 1,000,000 以上のドキュメントを保持できます。多くのユーザーは、コンテンツの閲覧と読み取りを行うよりも、レコード センターにコンテンツを送信します。
非常に大規模なコンテンツ アーカイブ
複雑なクエリの表示など、リソースを多く必要とするユーザー インターフェイス操作を取り除くためにサイトのユーザー インターフェイスがカスタマイズされている場合、リファレンス ライブラリまたはコンテンツ リポジトリとして非常に大規模なコンテンツ アーカイブが使用されることがあります。非常に大規模なアーカイブには、5,000 以上のフォルダに最大 10,000,000 ものドキュメントが分散して格納される場合があります。データベースは、3 テラバイト (TB) よりも大きくなることもあります。
非常に大規模なアーカイブでは、ユーザー (50,000 人以上) は主にコンテンツを検索して参照します。コンテンツはカスタム送信フォームを使用して送信されます。
サイト コレクション : コンテンツ ストレージの利点と制限
サイト コレクションとは、所有者が同じで、管理の設定を共有する Web サイトの集合のことです。各サイト コレクションにはトップレベル Web サイト以外に、1 つ以上のサブサイトが含まれることもあります。通常、サイト コレクションは共通のナビゲーション構成を持ちます。
同じサイト コレクション内にコンテンツを保存する際の利点
通常、サイト コレクション内のサイトは目的別に相互に関連します。ソリューションの有用性を最大限に活かすために、すべての関連データとコンテンツを 1 つのサイト コレクション内に保存してください。これには、次のような利点があります。
1 つのサイト コレクションで管理されるコンテンツ タイプと列は、サイト コレクション内のサイト全体で共有することができます。反対に、複数のサイト コレクションにコンテンツ タイプと列の定義を反映する自動的な方法は存在しません。
サイト コレクションで管理される情報管理ポリシーは、サイト コレクション内のすべてのサイトのコンテンツに利用できます。
Office SharePoint Server 2007 は、サイト コレクション内で名前変更されたファイルや移動されたファイルへのリンクを自動的に更新して、新しい名前または場所を反映します。他のサイト コレクション内のドキュメントへのリンクは更新されません。
Windows SharePoint Services 3.0 が稼働しているサーバー上にサイト コレクションがある場合、そのサイト コレクション内のコンテンツに対してのみ検索を実行できます。Office SharePoint Server 2007 が稼働しているサーバー上にサイト コレクションがある場合は、複数のサイト コレクション間でコンテンツを検索できます。
Windows SharePoint Services 3.0 および Office SharePoint Server 2007 では、1 つのサイト コレクション内にある複数のサイトのドキュメントを一覧で表示するビューもあります (例 : 1 つのサイト コレクションでユーザーに割り当てられたすべてのタスクを一覧で表示するビュー)。また、開発者は 1 つのサイト コレクション内でクロスサイト データベース クエリを作成できますが、クロスサイト クエリは複数のサイト コレクションに対してはサポートされません。
コンテンツのクォータとその他のクォータは、サイト コレクション レベルでのみ管理することができます。
同じサイト コレクション内にコンテンツを保存する際の制限
1 つまたは複数のサイト コレクションにまたがるコンテンツの配置方法を計画する場合は、以下の制限に注意してください。
サイト コレクションにサイトのサブサイトを作成しすぎると、パフォーマンスや操作性に影響する可能性があります。サイトのサブサイト数は、最大でも 2,000 までに抑えてください。
サイト コレクション内のすべてのサイトが、同じバックエンド リソースを共有します。特に、サイト コレクション内のすべてのコンテンツは、同じコンテンツ データベースに保存する必要があります。このため、コンテンツのバックアップ、復元などのデータベース処理のパフォーマンスは、サイト コレクション全体にわたるコンテンツの量、データベースの大きさ、データベースをホストしているサーバーの速度などに依存します。コンテンツの量とデータベースの設定によっては、バックアップ、復元、スループット、またはその他の要件のサービス レベル アグリーメントを満たすために、1 つのサイト コレクションを複数のサイト コレクションに分ける必要があります。データベースの大きさとパフォーマンスの管理に関する規範的ガイダンスについては、この記事の範囲ではありません。容量計画の詳細については、「パフォーマンスと容量を計画する (Office SharePoint Server)」を参照してください。
特に、極端にアクティブなサイトは別のサイト コレクションに置いてください。たとえば、匿名で参照できるインターネット上のナレッジ ベースのサイトでは、多くのデータベース操作が発生する場合があります。他のサイトが同じデータベースを使用していると、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。独自のデータベースを持つ個別のサイト コレクションにナレッジ ベースのサイトを置くことで、データベース リソース用のサイトと競合することなく他のサイトのリソースを使用できます。
Windows SharePoint Services 3.0 および Office SharePoint Server 2007 には、IT 部門にコンテンツを復元させるという必要性を軽減する多くの機能があります。ごみ箱およびサイト コレクションのごみ箱は、不注意で削除してしまった項目を復元するための二重安全構造を備えています。また、ドキュメントのバージョン管理は、前のバージョンを利用できるので、ドキュメントを紛失した場合のセーフティネットを提供します。前のバージョンをより確実に使用できるように、管理者は作成者の権限からバージョンの削除権限を除くことができます。これにより、データベースから復元しなくても、前のバージョンのコンテンツを確実に利用できるようになります。
サイト : コンテンツ ストレージの利点と制限
Web サイトは、Office SharePoint Server 2007 および Windows SharePoint Services 3.0 で関連コンテンツの整理を行う基本的手段です。
同じサイト内にコンテンツを保存する際の利点
複数のライブラリや一覧が同じサイト内にあれば、それらのビューを表示するページの作成が容易になります。
サイトのナビゲーション ユーザー インターフェイスは、同じサイト内のライブラリの発見と移動を容易に行えるように最適化されます。
サイト レベルで権限を定義し、グループに割り当てます。
サイトで使用する一連のコンテンツ タイプとサイト列を定義できます。
ドキュメント センター サイト
Office SharePoint Server 2007 には、ドキュメント センター サイトのテンプレートが用意されています。大量のドキュメントを作成したり、使用したりできるように最適化されたサイトを作成する際に、このテンプレートを使用してください。
ドキュメント管理を最善の方法で行うために、ドキュメント センター サイトのテンプレートに基づくサイトでは、次のようなドキュメント管理機能が既定で有効になっていることが推奨されます。
作成者が自分のコンテンツを見つけるためのナビゲーション機能。
メジャーおよびマイナー バージョン管理に対応。
必要なドキュメントのチェックインおよびチェックアウト。
複数のコンテンツ タイプに対応。
現在のユーザーによってチェックアウト、作成、または最終修正されたドキュメントの個人用ビューを生成する関連ドキュメント Web パーツ。複数の条件を使用するように Web パーツを設定できます。
現在のユーザーに割り当てられたドキュメント関連タスクの個人用ビューを生成する今後のタスク Web パーツ。
列のインデックス処理は、ビューまたはクエリが 2,000 以下の推奨範囲で項目一覧を確実に返すようにするための技術です。以下の表を使用して、関連ドキュメント Web パーツがサポートする各クエリのインデックスを正しい列に設定してください。
関連ドキュメント Web パーツを設定する目的 | 共有ドキュメント ライブラリにある以下の列にインデックスを付ける |
---|---|
自分で最後に修正したドキュメントを含める |
更新者 |
自分で作成したドキュメントを含める |
作成者 |
自分でチェックアウトしたドキュメントを含める |
チェックアウトしたユーザー |
関連ドキュメント Web パーツのパフォーマンスを向上させるには、列のインデックス処理に加え、大規模なドキュメント管理環境で Web パーツを設定する際に [サイト コレクション全体のアイテムを表示する] チェック ボックスを必ずオフにしてください。
同じサイト内にコンテンツを保存する際の制限
1 つのサイトに 2,000 を超えるライブラリおよび一覧があると、パフォーマンスが低下します。
利用状況のテストの結果、サイトのナビゲーション構成で 50 を超える一覧とライブラリを保持すると、ユーザー インターフェイスによるコンテンツの移動が困難になります。
ライブラリ : コンテンツ ストレージの利点と制限
ドキュメント ライブラリは、1 つまたは複数のコンテンツ タイプのファイルを格納するサイト内の場所です。ドキュメント ライブラリは、関連ドキュメントの管理と保存を行い、ユーザーが適切なタイプの新しいドキュメントを作成できるように設計されています。
同じライブラリ内にコンテンツを保存する際の利点
ユーザーは、容易に新しいドキュメントを追加したり、同一のライブラリ内に存在するドキュメントを見つけられます。
アクセス許可、コンテンツのバージョン管理、承認など、多くのドキュメント管理設定はライブラリ レベルで適用されます。
ユーザー インターフェイスを使用して作成したビューは、特定のライブラリに結び付けられます。
コンテンツ監査、保存期間の設定などの情報管理ポリシーをライブラリに適用できます。
同じライブラリ内にコンテンツを保存する際の制限
ライブラリの最大推奨サイズは、10,000,000 個のドキュメントまでです。
必要なチェックアウト、バージョン管理など、固有のドキュメント管理設定をコンテンツに適用するには、コンテンツを個別のライブラリに保存する必要があります。
複数のコンテンツ タイプが 1 つのライブラリ内で使用され、各コンテンツ タイプがそのコンテンツ タイプにのみ適用するメタデータを 1 列以上持つ場合、ビューがわかりにくくなる可能性があります。各コンテンツ タイプと個別のライブラリを関連付けることで、この問題を軽減できます。
項目数が 2,000 を超える場合、コンテンツ ビューのパフォーマンスは低下します。この制限への対策は、ライブラリ内のコンテンツを 2,000 以下の項目を格納しているフォルダに整理するか、インデックス付きの列を利用して 2,000 以下の項目のセットを返すビューを作成することです (ビューにおけるインデックス付きの列の使用に関しては、後述の説明を参照してください)。
注意
サイト内のすべての Web ページ コンテンツは、そのサイトの 1 つのページ ライブラリに保存されます。このライブラリには、そのサイトのすべての Web コンテンツ ページが含まれます。ドキュメント ライブラリに加えてページ ライブラリに適用する推奨項目数は、ビューまたはクエリ 1 つにつき 2,000 までです。
インデックス付きの列を使用してビューのパフォーマンスを改善する
前述のように、表示される項目数が 2,000 項目を超えると、ビューのパフォーマンスは低下します。ビューに表示する項目数を制限するのに役立つ方法は、ビューで使用する列にインデックスを付け、2,000 以下の項目が表示されるようにその列に基づくビューにフィルタを適用することです (インデックス付きの列とは、Office SharePoint Server 2007 がビュー関連のクエリを効率的にするためのレコードを保持している列のことです)。
たとえば、7 日間の間にライブラリの中で変更される項目が 2,000 を超える可能性が少ないのであれば、ライブラリ内の更新日時列にインデックスを付けてから、過去 7 日以内に変更された項目だけが表示されるようにビューにフィルタを適用します (これを行うには、更新日時列が [次の値より小さい] 今日 [-7] となるように指定します)。別の例として、各作成者が 2,000 未満の項目を作成する可能性がある場合、作成者列にインデックスを付けて、その作成者が作成したドキュメントのみを参照できるようにフィルタを適用します (これを行うには、作成者列が [次の値に等しい] 自分となるように指定します)。
インデックスを付けて、ビューにフィルタを適用するのに使用できる列の種類には、以下のようなものがあります。
1 行テキスト
複数行テキスト
数値
通貨
選択肢
日付と時刻
参照
はい/いいえ
ユーザーまたはグループ
集計値
また、インデックス付きの列でフィルタ処理されたビューを作成する場合は以下の内容を考慮してください。
ビューで使用できるインデックス付きの列は 1 つだけです。
インデックス付きの列を使用してビューにフィルタを適用する場合は、複合条件を設定するために "Or" を使用してフィルタを作成することがないようにしてください。
ビューの修正にアイテムの制限機能を使用すると、ビューのパフォーマンスは改善されません。
注意
ユーザーがインデックス付きの列を使用することでメリットを得られるビューを作成しようとした場合、Office SharePoint Server 2007 はその方法を推奨する警告メッセージを表示します。
フォルダ : コンテンツ ストレージの利点と考慮事項
フォルダは、ファイル システム内のフォルダと同じようにライブラリ内のコンテンツの名前付きの下位区分です。フォルダの主な目的は、コンテンツを整理して、ライブラリの機能を用途に合わせることです。たとえば、ライブラリが製品仕様を提供することを目的としている場合、ライブラリ内の一連のフォルダには製品の機能分野または製品仕様を作成するチーム メンバごとに名前を付けます。
フォルダは、ライブラリのパフォーマンスを向上させるのに使用できます。それぞれ 2,000 以下の項目を保持する複数のフォルダにコンテンツを分割すれば、フォルダのビューは適切に機能します。これを活用するには、フォルダ内の項目だけを表示するようにフォルダを設定する必要があります (この機能は、既定の Office SharePoint Server 2007 ビュー作成インターフェイスで利用できます)。フォルダに含まれている項目が 2,000 以下の場合、フォルダのビューに対してインデックス付きの列を使用してフィルタを適用する必要はありません。
推奨事項の概要
ここでは、大量のコンテンツが保存されている場合に、ストレージのレベルごとにパフォーマンスを向上させるための推奨事項の概要を示します。
レベル | パフォーマンス制限 |
---|---|
サイト コレクション |
サイトのサブサイトの推奨数は 2,000 までです。 同じコンテンツ データベースがサイト コレクション全体に使用されます。これにより、バックアップ、復元など、操作のパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。 |
サイト |
ライブラリおよびリストの推奨数は 2,000 までです。 |
ライブラリ |
ドキュメントの推奨数は 10,000,000 までです。 ビューごとの推奨項目数は 2,000 までです。 |
フォルダ |
フォルダごとの推奨項目数は 2,000 までです。 |
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