個人用設定サービスの権限を管理する
個人用設定サービスのサービス権限により、共有サービス管理サイトへのアクセス権を持つユーザーは共有サービスのさまざまな側面を管理できるようになります。これらの権限は、Windows SharePoint Services 3.0 セキュリティおよび権限モデルの一部ではなく、共有サービス管理サイトの特別な [共有サービスの権限] ページから管理されます。
既定では、共有サービス プロバイダ (SSP) の共有サービス管理サイトを作成するために使用されるアカウントに、個人用設定サービスのすべてのサービス権限が付与されています。その他のアカウント (共有サービス管理サイトのサイト管理者として追加されたアカウントを含む) には、サービス権限は付与されていません。
少なくとも共有サービス管理サイトに対する表示のみの権限を持つアカウントには、1 つ以上のサービス権限を付与することができます。
個人用設定サービスのサービス権限には、以下のものがあります。
権限の管理
個人用設定サービスの権限マネージャが、他のユーザーのサービス権限を追加します。
ユーザー プロファイルの管理
ユーザー プロファイル マネージャが、インポート接続、ユーザー プロファイルとプロパティ、個人用設定ポリシー、および個人用サイトの設定を管理します。
対象ユーザーの管理
対象ユーザー マネージャが、コンテンツの配信対象を限定するための対象ユーザーを作成してコンパイルします。
利用状況分析の管理
利用状況分析マネージャが、対象の SSP を使用するサイト コレクションの利用状況分析機能を有効にします。この権限のないユーザーは、[利用状況の詳細な分析処理の構成] ページを表示することはできますが、ページの設定を有効または無効にすることはできません。
個人用サイトの作成
この権限を持つインフォメーション ワーカーは、ホーム ページの [個人用サイト] リンクをクリックすることで、個人用サイトを作成できます。
個人機能の使用
この権限を持つインフォメーション ワーカーは、個人用サイトの個人機能を使用できます。これらのインフォメーション ワーカーは、ユーザー プロファイルの保持、他のユーザーのパブリック プロファイルの表示、対象ユーザーのメンバとしての登録、対象ユーザーに配信されたコンテンツの表示、および独自の個人用サイトのコンテンツを配信する際の対象ユーザーの表示ができます。
最初の 4 つのサービス権限は、個人用設定共有サービスのマネージャとして指定された管理者またはパワー ユーザーを対象としています。通常、これらのユーザーは、インフォメーション テクノロジ プロフェッショナルまたはアプリケーション管理者です。これらのユーザーには、共有サービス管理サイトに対する表示のみの権限も最低限必要になります。
他の 2 つのサービス権限は、個人用サイトを使用しており、通常、共有サービス管理サイトに対するどの権限も持たないインフォメーション ワーカーを対象としています。
タスク要件
このタスクの手順を実行するには、以下の要件を満たしている必要があります。
- 管理者が共有サービス管理サイトへのアクセス権に加え、"権限の管理" 権限を保有している。
個人用設定サービスの権限を管理するには、以下の手順を実行します。