管理アカウントに使用するパスワードを変更する (Windows SharePoint Services)

このタスクを使用して、Windows SharePoint Services 3.0 の複数の機能、サービス、および Web アプリケーションのパスワード情報を変更します。ドメイン ポリシーでは、多くの場合、ドメイン アカウントのパスワードを定期的に更新する必要があるとしています。この変更によって、パスワードのいずれかが漏洩した場合も、更なるセキュリティが提供されます。Windows SharePoint Services 3.0 のさまざまな機能、サービス、および Web アプリケーションを構成してドメイン アカウントとして実行できるため、これらのアカウントのパスワードを、これらの機能、サービス、および Web アプリケーションに対して更新し、継続して適切に機能するようにする必要があります。

重要

サービス、機能、または Web アプリケーション プールがネットワーク サービスなどの組み込みのアカウントとして実行されている場合は、パスワードの期限は切れないため、更新する必要はありません。

パスワードは、ドメイン アカウントの下で実行され、ドメイン ポリシーでパスワードの期限を切る要求がある場合にのみ、更新する必要があります。

次の項目のパスワード情報は、パスワードがドメイン コントローラで変更された後で更新する必要があります。

  • SQL Server (MSSQLSERVER) サービス

  • SQL Server エージェント (MSSQLSERVER) サービス

  • SQL Server フルテキスト検索 (MSSQLSERVER) サービス [オプション]

  • SharePoint サーバーの全体管理 Web アプリケーション プール

  • Windows SharePoint Services Search サービス

  • 既定のアクセス カウント

  • Windows SharePoint Services Timer サービス

  • Windows SharePoint Services 3.0 により使用されるすべての Web アプリケーションのアプリケーション プール ID

タスクの要件

次のタスクでは、このタスクの手順を実行する必要があります。

  • これらの手順では、Web アプリケーションまたは Windows サービスの再起動が必要な場合があります。これによって、ユーザーがサービスまたはコンテンツを一時的に使用できなくなる場合があります。各手順で、再起動の必要があるものとユーザーに及ぶ可能性のある影響について説明します。

  • これらの手順では、ローカル コンピュータの Administrators グループのメンバシップが必要な場合があります。その他の手順では、ファーム管理者グループ (WSS_RESTRICTED_WPG Windows セキュリティ グループ) のメンバシップのみが必要です。各手順で、手順の実行に必要なアクセスのレベルについて説明します。

  • これらの手順は、パスワードがドメイン コントローラ上で変更された後にのみ実行できます。入力された資格情報は、ドメイン コントローラ上の資格情報に基づいて確認されます。パスワードがドメイン コントローラ上で変更される前に新しいパスワードを入力すると、エラーが発生し、設定は変更されません。

パスワードを変更するには、次の手順を実行します。