Spsearch : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)
操作名 : Spsearch
説明
Windows SharePoint Services Search サービスを管理します。
構文
stsadm -o spsearch
[-action]
[-f]
[-farmperformancelevel] <インデックス作成のパフォーマンス>
[-farmserviceaccount] <domain\name> (サービス資格情報)
[-farmservicepassword] <パスワード>
[-farmcontentaccessaccount] <ドメイン\名前>
[-farmcontentaccesspassword] <パスワード>
[-indexlocation] <新しいインデックス位置>
[-databaseserver] <サーバー\インスタンス>
[-databasename] <データベース名>
[-sqlauthlogin] <SQL 認証データベース ユーザー>
[-sqlauthpassword] <パスワード>
パラメータ
パラメータ (短い名前) |
値 |
必須/省略可能 |
説明 |
action |
次のいずれかの値です。
|
必須 |
実行する操作を指定します。"start" (まだ設定されていない場合) の必須パラメータは、farmserviceaccount および farmservicepassword です。 |
f |
<なし> |
プロンプトを表示しません。-action パラメータと共に使用されます。 |
|
farmperformancelevel |
次のいずれかの値です。
|
インデックス サーバーごとにインデックス作成のパフォーマンス レベルを調整します。既定の設定は "Reduced" です。 |
|
farmserviceaccount |
<なし> |
省略可能 |
Windows SharePoint Services Search サービス アカウントが実行されるアカウントのユーザー名です。 |
farmservicepassword |
<なし> |
省略可能 |
-farmserviceaccount パラメータのパスワードです。 |
farmcontentaccessaccount |
<なし> |
省略可能 |
コンテンツをクロールする際に既定のアカウントとして使用するアカウント。このアカウントには、クロールされるコンテンツに対する読み取りアクセス権が必要です。 未発行のバージョンのドキュメントがクロールされないようにするため、このアカウントが対象サーバーの管理者ではないことを確認します。 |
farmcontentaccesspassword |
<なし> |
省略可能 |
-farmcontentaccessaccount パラメータのパスワードです。 |
indexlocation |
有効なフォルダの場所 ("C:\*フォルダ*\*サブフォルダ*" の形式) |
省略可能 |
インデックスが存在する場所を含む検索サーバーを構成します。 |
databaseserver (ds) |
有効なデータベース サーバー ("Database1" など) |
省略可能 |
データベース サーバーを検索データベースに設定します。 注意 Windows 認証を使用することを強くお勧めします。SQL 認証を使用するには、-sqlauthlogin パラメータおよび -sqlauthpassword パラメータを使用して、データベースへの接続に使用される資格情報を指定します。 |
databasename (dn) |
有効なデータベース名 ("Databasename1" など) |
省略可能 |
データベース名を検索データベースに設定します。 注意 Windows 認証を使用することを強くお勧めします。SQL 認証を使用するには、-sqlauthlogin パラメータおよび -sqlauthpassword パラメータを使用して、データベースへの接続に使用される資格情報を指定します。 |
sqlauthlogin |
<なし> |
省略可能 |
このパラメータを有効にすると、Windows 認証ではなく SQL 認証が使用されます。このパラメータによって、SQL ユーザー名が指定されます。 |
sqlauthpassword |
<なし> |
省略可能 |
このパラメータを有効にすると、Windows 認証ではなく SQL 認証が使用されます。このパラメータによって、SQL パスワードが指定されます。 |
例
以下の例には、-action パラメータに使用可能な値がすべて含まれています。
現在の設定のリスト
現在の全 Windows SharePoint Services Search サービス (Spsearch) 設定のリストを取得するには、以下の構文を使用します。
Stsadm -o spsearch -action list
サービスの開始または停止
Windows SharePoint Services Search サービス (Spsearch) を開始するには、以下の構文を使用します。
stsadm -o spsearch -action start
-farmserviceaccount <domain\name> (サービス資格情報)
[-farmservicepassword] <パスワード>
Windows SharePoint Services Search サービス (Spsearch) を停止し、特定の検索サーバーのインデックス ファイルをすべて削除するには、以下の構文を使用します。
stsadm -o spsearch -action stop [-f]
重要
このパラメータを使用すると、"警告 : このサーバー上で有効にされていた Windows SharePoint Services Search サービスがアンインストールされ、すべてのインデックス ファイルが削除されます。インデックス内のすべてのデータを完全に削除してもよろしいですか? [y/n]" という警告メッセージが表示されます。このメッセージが表示されないようにするには、f パラメータを使用します。
データベースへの接続またはデタッチ
特定のコンテンツ データベースに接続するには、以下の構文を使用します。
Stsadm -o spsearch -action attachcontentdatabase -databasename <コンテンツ データベース名> [-databaseserver <サーバー\インスタンス>] [-searchserver <検索サーバー名>]
注意
databaseserver 値および searchserver 値は省略できます。
重要
コンテンツ データベースを切断して再接続すると、次回そのコンテンツ データベース内のコンテンツをクロールするときに、フル クロールが (増分クロールを要求しても) 行われます。フル クロールでは、コンテンツが前回クロールされているかどうかに関係なく、クローラがアクセスするすべてのコンテンツが再クロールされるため、増分クロールに比べ、完了するまでに大幅に時間がかかります。
特定のコンテンツ データベースからデタッチするには、以下の構文を使用します。
Stsadm -o spsearch -action detachcontentdatabase -databasename <コンテンツ データベース名> [-databaseserver <サーバー\インスタンス>] [-f]
注意
databaseserver 値は省略できます。警告メッセージが表示されないようにするには、-f 値を使用します。
フル クロールの開始または停止
コンテンツのフル クロールを開始するには、以下の構文を使用します。
Stsadm -o spsearch -action fullcrawlstart
コンテンツのフル クロールを停止するには、以下の構文を使用します。
Stsadm -o spsearch -action fullcrawlstop
備考
Windows SharePoint Services 3.0 インフラストラクチャ更新プログラムを実行している場合は、ビルトイン ツールを使用してデータベースを復元または再接続する際に、各コンテンツ データベースの識別子 (ID) が保持されます。 ビルトイン ツールを使用した場合の既定の変更ログ保持動作は、以下のとおりです。
ファームを復元する際、すべてのデータベースの変更ログが保持されます。
データベースを再接続する際、コンテンツ データベースの変更ログが保持されます。
コンテンツ データベースだけを復元する際は、コンテンツ データベースの変更ログが保持されません。
データベース ID および変更ログが保持される場合、検索では、クロール ルールによって定義される定期的なスケジュールに基づいて、クロールを続行します。変更ログが保持されない場合は、検索は次にスケジュールされているクロールでフル クロールを実行します。詳細については、「コンテンツ データベースを移動する (Windows SharePoint Services 3.0)」および「Windows SharePoint Services 3.0 テクノロジのバックアップと復旧を管理する」を参照してください。