ベスト プラクティス アナライザ ツールを実行する

この手順を実行する前に、次の点を確認してください。

  • トピック「ファームの管理設定を管理する」を読んでいること。

    重要

    ベスト プラクティス アナライザ ツールの実行に使用するアカウントは、ローカル コンピュータの Administrators グループのメンバであり、SQL Server で dbcreatorsysadmin の固定サーバー ロールのメンバである必要があります。

ベスト プラクティス アナライザ ツールを実行する

この手順を使用して、ベスト プラクティス アナライザ ツールを実行します。

コマンド ラインからベスト プラクティス アナライザ ツールを実行する

  1. ツールをダウンロードするには、「Microsoft Best Practices Analyzer for Windows SharePoint Services 3.0 and the 2007 Microsoft Office system (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=83335&clcid=0x411) をクリックしてください。

  2. BestPracticeAnalyzer.exe を保存して展開します。

  3. コマンドライン ウィンドウを開いて、手順 2. でファイルを展開したディレクトリに移動します。

    • ローカル サーバーでツールを実行するには、「sharepointbpa.exe -cmd analyze」と入力します。

    • サーバー ファームに接続されていないサーバーからツールを実行するには、「sharepointbpa.exe -cmd analyze -substitutions SERVER_NAME <ServerHostingCentralAdminWebApp>」と入力します。

      ここで、ServerHostingCentralAdminWebApp は SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトをホストするサーバーの名前です。

      次の表で、ベスト プラクティス アナライザ ツールで使用できるコマンドについて説明します。

      コマンド 説明

      quiet

      自動モードで、ベスト プラクティス アナライザ ツールを実行します。出力は sharepointbpa.exe_MM_DD_YYYY_HH_MM_SS_MS.log に書き込まれます。

      analyze

      指定した XML ファイルに対して分析を実行します。

      次の表で、ベスト プラクティス アナライザ ツールで使用できるパラメータについて説明します。

      パラメータ 必須/省略可 説明

      rulefile

      有効なルール ファイル ("\\server\share\rules.xml" など)

      省略可

      このファイルには、実行するルールのセットが含まれています。

      指定されていない場合、インストール フォルダ内にある既定のルール ファイルが使用されます。

      outputdirectory

      有効なファイル共有場所 (\\server\share など)

      省略可

      分析レポート出力ファイルの作成先となるディレクトリを指定します。

      指定されていない場合、すべてのレポート ファイルはインストール フォルダに保存されます。

      reportformat

      以下を含め有効な値 :

      • xml

      • html

      省略可

      分析の実行中に生成されるレポートの形式を指定します。

      Noteメモ
      形式が指定されていない場合は、 html が使用されます。

      substitutions

      有効な変数名とその値 ("*SERVER_NAME MyServer*" など)

      省略可

      ルール ファイルでは、既定の値が設定された定義済み変数 (%SERVER_NAME%、%CONFIG_DB_CONN% など) が使用されます。substitutions パラメータを使用して置き換える定義済み変数を指定し、その変数の既定値を上書きする新しい値を指定して、ルール ファイルで使用される既定値を上書きできます。

      Noteメモ
      変数名は大文字と小文字が区別されます。ルール ファイルで指定する変数の大文字と小文字は、コマンドラインで使用する大文字と小文字に一致する必要があります。
  4. 分析が完了したら、手順 2. でファイルを展開したディレクトリにあるファイル sharepointbpa.report.htm を開きます。

関連項目

その他のリソース

Understanding the Microsoft Best Practices Analyzer for Windows SharePoint Services 3.0 and the 2007 Microsoft Office system Rule File (英語)