アップグレードを検証する (Windows SharePoint Services)

この記事の内容 :

  • アップグレード ログを表示する

  • [サーバー ファーム] ページを表示する

アップグレード ログを表示する

Windows SharePoint Services 3.0 にアップグレードし、適用できるソフトウェア更新プログラムをインストールした後は、次の手順で説明しているようにアップグレード ログ ファイル (Upgrade.log) の内容を調べて、インストールが成功したことを確認してください。

アップグレード ログ ファイルを表示するには

  1. InWindows エクスプローラで、次のディレクトリに移動します。

    %COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft Shared\Web server extensions\12\LOGS

  2. テキスト エディタを使用して Upgrade.log ファイルを開きます。

  3. ソフトウェア更新プログラムをインストールした日付までスクロールします。

  4. 次のエントリを検索するか、画面上で探します。

    Finished upgrading SPFarm Name= <構成データベース名>

    In-place upgrade session finishes. Root object = SPFarm=<構成データベースの名前>, recursive = True. 0 errors and 0 warnings encountered.

    これらのエントリがあれば、インストールは成功しています。

  5. 前の手順のエントリが見つからない場合は、Upgrade.log ファイルで次の用語を検索または画面上で探すことによって、失敗の原因となった問題を特定できます。

    • fail

    • error

原因となった問題を特定して解決した後、コマンド ラインからソフトウェア更新プログラムで強制的に構成を完了できます。

アップグレード ログ ファイルの内容を調べてアップグレードが成功したことを確認した後は、アップグレードされたサイトを確認し、サイトが確認できる状態になったことをサイト所有者に通知します。アップグレードされたサイトの確認の詳細については、「アップグレードされたサイトを確認する (Windows SharePoint Services)」を参照してください。

重要

一部の構成で、SharePoint Timer Service (OWStimer) アカウント (既定では、SharePoint Central Administration v3 のアプリケーション プール アカウントで使用されるアカウントと同一) が、%COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft Shared\Web server extensions\12\ 内の LOGS フォルダへのアクセス許可を持たない資格情報で設定されます。その場合、Upgrade.log の一部は、SharePoint Timer Service を実行しているアカウントの一時保存フォルダに格納されます。サーバー コンピュータを再起動したときにアップグレード ログ ファイルが削除されないように、Upgrade.log を別の場所にコピーします。

ソフトウェア更新プログラムのインストールについて、詳細出力および詳細なデバッグ情報を含む利用可能なログ情報をすべてログ ファイルに書き込むには、次のコマンドを実行します。

msiexec /p <修正プログラム パッケージ> /l*vx %temp%\patch.log

*<修正プログラム パッケージ>*は、ソフトウェア更新プログラムのログ ファイルへのパスです。

msi*.log というファイル名のログ ファイルを、一時ファイルの格納場所で見つけることができます。

ソフトウェア更新プログラムを強制的に実行する

インストールに成功しなかった場合は、SharePoint 製品とテクノロジ構成ウィザードを再度実行するか、次の手順に従ってコマンド ラインから構成を実行できます。

注意

ソフトウェア更新プログラムのインストールを再度開始する前に、Windows インストーラのログを有効にします。Windows インストーラのログを有効にするには、マイクロソフト サポート技術情報の記事 99206「Windows インストーラのログの記録を有効にする方法」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=99206&clcid=0x411) を参照してください。

ソフトウェアのアップグレードを強制的に実行するには

  1. コマンド プロンプト ウィンドウを開き、次のディレクトリに移動します。

    %COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft shared\Web server extensions\12\Bin\

  2. 次のコマンドを入力します。

    psconfig –cmd upgrade –inplace v2v –wait –force

[サーバー ファーム] ページを表示する

アップグレード ログを調べると共に、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [サーバー ファーム] ページでバージョン番号を確認して、更新が成功したことを確認してください。ファームの各サーバーが新しいバイナリ バージョンに更新されていることを確認する手順の詳細については、「Windows SharePoint Services 3.0 用のソフトウェア更新プログラムを展開する」を参照してください。