アップグレードを確認する (Office SharePoint Server)

この記事の内容 :

  • アップグレード ログを表示する

  • ソフトウェアのアップグレードを強制的に実行する

  • [ファーム サーバー] ページを表示する

アップグレード ログを表示する

Office SharePoint Server 2007 にアップグレードして、利用可能なソフトウェア更新プログラムをインストールした後は、次の手順で説明しているようにアップグレード ログ ファイル (Upgrade.log) の内容を調べて、インストールが成功したことを確認してください。

アップグレード ログ ファイルを表示するには

  1. Windows エクスプローラで、次のディレクトリに移動します。

    %COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft Shared\Web server extensions\12\LOGS

  2. テキスト エディタを使用して、Upgrade.log ファイルを開きます。

  3. ソフトウェア更新プログラムをインストールした日付までスクロールします。

  4. 次のエントリを検索するか、画面上で探します。

    Finished upgrading SPFarm Name= <構成データベースの名前>

    In-place upgrade session finishes. Root object = SPFarm=<構成データベースの名前>, recursive = True. 0 errors and 0 warnings encountered.

    これらのエントリが見つかった場合は、インストールに成功しています。

  5. 前の手順のエントリが見つからない場合は、Upgrade.log ファイルで次の用語を検索または画面上で探すことによって、失敗の原因となった問題を特定できます。

    • fail

    • error

原因となった問題を特定して解決した後は、ソフトウェア アップグレードの構成を、コマンド ラインから強制的に完了できます。

アップグレード ログ ファイルを確認して、段階的なアップグレードが成功したことを確認したら、アップグレードしたサイトを確認して、サイトのオーナーにサイトを確認する準備ができたことを通知します。アップグレードしたサイトを確認する方法の詳細については、「アップグレードしたサイトを確認する (Office SharePoint Server)」を参照してください。

重要

一部の構成では、SharePoint Timer Service (OWStimer) アカウント (既定では、SharePoint Central Administration v3 アプリケーション プール アカウントで使用されるアカウントと同じ) が、%COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft Shared\Web server extensions\12\ にある LOGS フォルダへのアクセス許可がない資格情報で構成されています。このような場合、Upgrade.log の一部が SharePoint Timer サービスを実行しているアカウントの一時保存フォルダに保存されます。サーバー コンピュータを再起動する際に謝ってアップグレード ログ ファイルを削除しないように、Upgrade.log を別の場所にコピーするようにしてください。

ソフトウェア更新プログラムのインストールについて、詳細出力および詳細なデバッグ情報を含む利用可能なログ情報をすべてログ ファイルに書き込むには、次のコマンドを実行します。

msiexec /p <パッチ パッケージ> /l*vx %temp%\patch.log

パッチ パッケージは、ソフトウェア更新プログラム ログ ファイルへのパスです。

msi*.log というファイル名のログ ファイルは、一時ファイルの格納場所で見つけることができます。

バイナリ ファイルのバージョン番号を確認する

Microsoft.SharePoint.portal.dll ファイルのバージョン番号を調べることにより、アップグレードが正常に行われたことを確認できます。この dll ファイルは %COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft Shared\Web server extensions\12\ 内の ISAPI フォルダにあります。

詳細については、「ソフトウェア更新プログラムをインストールする」を参照してください。

ソフトウェアのアップグレードを強制的に実行する

インストールに成功しなかった場合は、SharePoint 製品とテクノロジ構成ウィザードを再度実行するか、次の手順を使用してコマンド ラインから構成を実行できます。

注意

ソフトウェア アップグレードのインストールを再度開始する前に、Windows インストーラのログを有効にします。Windows インストーラのログを有効にするには、マイクロソフト サポート技術情報の文書番号 223300「Windows インストーラのログの記録を有効にする方法」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=99206&clcid=0x411) を参照してください。

ソフトウェア アップグレードを強制的に実行するには

  1. コマンド プロンプト ウィンドウを開き、次のディレクトリに移動します。

    %COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft shared\Web server extensions\12\Bin\

  2. 次のコマンドを入力します。

    psconfig –cmd upgrade –inplace v2v –wait –force

[ファーム サーバー] ページを表示する

アップグレード ログを表示するほか、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [ファーム サーバー] ページでバージョン番号を確認して、更新が成功したことを確認できます。ファーム内の各サーバーが新しいバイナリ バージョンに更新されたことを確認する方法の詳細については、「Office SharePoint Server 2007 のソフトウェア更新プログラムを展開する」を参照してください。

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このトピックは、簡単に読んだり印刷したりできるように、次のダウンロード可能なドキュメントに収められています。

入手可能なドキュメントの詳細な一覧については、「Office SharePoint Server 2007 のダウンロード可能なブック」を参照してください。