MSI のスイッチと引数 (Office SharePoint Server)
ツールキット全体をインストールする場合は、Microsoft SharePoint Administration Toolkit インストーラで、/quiet スイッチを使用した Quiet インストールを実行できます。ただし、部分インストールのスクリプトを作成する場合は、次のコマンドを使用して MicrosoftSharePointAdministrationToolkit.exe から Msat.msi を抽出する必要があります。
MicrosoftSharePointAdministrationToolkit.exe /extract:<パス>
パスには、ファイルの抽出先の場所を指定します。
MicrosoftSharePointAdministrationToolkit.exe ファイルから Msat.msi を抽出すると、Msat.msi ファイルで以下の機能 ID を使用できるようになります。
機能 ID リストとプロパティ
次の表に、Quiet モードでインストールまたはアンインストールを実行するときに使用する機能 ID を示します。
機能 | ID |
---|---|
Batch Site Manager |
BSM |
全 SharePoint Administration Toolkit |
Toolkit |
updatealert 操作 |
UA |
User Profile Replication Engine |
RE |
注意
Windows SharePoint Services 3.0 では、User Profile Replication Engine はサポートされません。
次の表に、Quiet モードでインストールまたはアンインストールを実行するときに使用するプロパティを示します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
ADDLOCAL |
インストールするツールを示します。 |
ADDLOCALALL |
インストールするツールおよびこのツールの下のすべてのツールを示します。 |
REMOVE |
アンインストールするツールを示します。 |
UNREGISTERBSM |
BMS を登録解除するかどうかを指定します。 受け入れることを示す値は、Y または y です。 |
REPATH |
User Profile Replication Engine のインストール フォルダを指定します。フォルダを指定しない場合、既定のフォルダとして C:\%Program Files%\Microsoft\Replication Engine が使用されます。 |
注意
引数 ADDLOCAL と REMOVE を 1 つのコマンド内で使用できます。
ADDLOCAL と REMOVE 引数の詳細については、「ADDLOCAL property (英語)」および「 REMOVE property (英語)」を参照してください。
例
Batch Site Manager ツールをインストールするには、次の構文を使用します。
msiexec /i Msat.msi /quiet ADDLOCAL=BSM
Batch Site Manager ツールをアンインストールするには、次の構文を使用します。
msiexec /i Msat.msi /quiet REMOVE=BSM UNREGISTERBSM=Y
Batch Site Manager と updatealert 操作をインストールするには、次の構文を使用します。
msiexec /i Msat.msi /quiet ADDLOCAL=BSM,UA
User Profile Replication Engine をインストールするには、次の構文を使用します。
msiexec /i Msat.msi /quiet ADDLOCAL=RE
SharePoint Administration Toolkit のすべてのツールをインストールするには、次の構文を使用します。
msiexec /i Msat.msi /quiet ADDLOCAL=Toolkit