Excel Services のエラー メッセージ (Office SharePoint Server)
Excel Services は、Microsoft Office SharePoint Server 2007 に含まれる新しいサーバー テクノロジです。この共有サービスによって、Office SharePoint Server 2007 で Office Excel ブックの読み込み、計算、表示を実行できるようになります。 Excel Services では、Excel Services 内で発生するエラーに基づいて、SOAP 例外にエラーとエラー メッセージが生成されます。次の表は、Excel Services への呼び出しメソッドで SOAP 例外が生成されたときにアクセス可能なエラーです。Excel Services 警告のエラー コード、関連付けらているメッセージ、説明も合わせて記載しています。
エラー コード | メッセージ | 説明 |
---|---|---|
ApiInvalidArgument |
引数 {0} の値が無効です。 |
API 呼び出しに、無効な引数の値が渡されました。 0 は引数の名前です。その値が無効です。 |
ApiInvalidCoordinate |
{1} の {0} の座標が無効です。 |
0 は座標名 (行、列、高さ、幅) です。 1 は引数の名前です。この引数が座標構造を保持しています。 取得または設定呼び出しにおける RangeCoordinates クラスの内容または row\column\height\width パラメータが無効です。 |
DimensionAndArrayMismatch |
指定した配列のサイズが、目的の範囲のサイズおよび形と一致しません。 |
呼び出し元がブック内で範囲を設定しようとしましたが、配列の値を格納しているパラメータが対象範囲と一致していません。 |
DiscontiguousRangeNotSupported |
範囲の要求が、隣接する範囲を参照していません。Excel Services では、隣接する範囲のみをサポートしています。 |
呼び出し元がセルの範囲を設定または取得しようとしたときに、隣接していない範囲を指定しました。Excel Services では、隣接していない範囲はサポートされません。隣接した範囲のみがサポートされます。 |
ExternalDataRefreshFailed |
次の接続の外部データを取得できません。{0} |
ブック内のデータ ソースを更新しようとして失敗しました。 0 は \n で区切られた接続名の一覧です。 |
FileOpenAccessDenied |
データ ソースに到達できないか、データ ソースが応答しないか、データ ソースへのアクセスが拒否された可能性があります。 |
ユーザーにファイルに対するアクセス許可がないため、OpenWorkbook メソッドの呼び出しに失敗しました。 |
FileCorrupt |
このファイルを Excel Services で開く権限がありません。 |
ファイルが壊れているため、OpenWorkbook メソッドの呼び出しに失敗しました。 |
FileOpenNotFound |
選択したファイルを開くことができません。ファイルが壊れているか、Information Rights Management で保護されているか、Excel Services でサポートされていない形式である可能性があります。Excel ではこのファイルを開ける可能性があります。 |
ファイルが存在しないため、OpenWorkbook メソッドの呼び出しに失敗しました。 |
FileOpenSecuritySettings |
選択したファイルが見つかりませんでした。ファイル名のつづりと場所が正しく指定されていることを確認してください。Excel Services のセキュリティ設定が原因で、現時点では指定したファイルを開くことができません。 |
管理者のセキュリティ設定が原因で、OpenWorkbook メソッドの呼び出しに失敗しました。複数の原因が考えられます。たとえば、管理者が設定しているサイズ制限よりもファイル サイズが大きい場合などに発生します。 |
FormulaEditingNotEnabled |
Excel Services のこのリリースでは数式の編集は有効ではありません。 |
呼び出し元が数式をブックに書き込もうとしました。 |
GenericFileOpenError |
選択したファイルを開くときにエラーが発生しました。 |
Excel Services でファイルを開くことができません。原因は不明です。 |
InvalidSheetName |
要求したワークシートがブックにありません。 |
シート名が見つからないか、無効です。 |
InvalidOrTimedOutSession |
このセッションがサーバーで使用できなくなっているため、実行した操作は現時点では完了できません。ブックを再度読み込んで新しいセッションを作成できますが、加えた変更は失われています。 |
呼び出しの sessionID の値が無効か、タイム アウトしています。 |
IRMedWorkbook |
要求されたブックは IRM 保護されています。Excel Services で IRM 保護されたブックを読み込むことはできません。 |
Information Rights Management (IRM) でブックが保護されているため、OpenWorkbook メソッドの呼び出しに失敗しました。 |
MaxSessionsPerUserExceeded |
1 ユーザーが使用できるセッションの最大数を超えました。操作を完了できません。 |
1 ユーザーが同時に使用できるセッションの最大数を超えました。この制限は管理者が設定します。 |
MultipleRequestsOnSession |
既にこのセッションでは操作を処理中です。セッションでは一度に 1 つの操作しか処理できません。 |
同じセッションに複数の要求が発行されました。セッションでは一部の例外を除き、一度に 1 つの要求しか処理できません。 |
NotMemberOfRole |
アクセスが拒否されました。この操作を実行する、またはこのリソースにアクセスする許可がありません。 |
呼び出し元に、このサーバーへのアクセス許可がありません。 |
ObjectTypeNotSupported |
Excel Services でサポートされていないオブジェクトの種類が指定されていました。操作はロールバックされました。 |
呼び出し元が、サポートされていないオブジェクト種類の値を範囲に書き込もうとしました。 |
OperationCanceled |
操作は取り消されました。 |
ユーザーが CancelRequest メソッドを呼び出したため、行われていた操作が取り消されました。 |
RangeParseError |
範囲の要求を解析できませんでした。 |
A1 サフィックスを持つメソッド (SetCellA1、SetRangeA1、GetCellA1、GetRangeA1) に渡された範囲を解析できませんでした。 |
RangeRequestAreaExceeded |
要求された範囲の領域が 1,000,000 セルを超えています。 |
要求された範囲が、1,000,000 のセル制限を超えています。 |
RetryError |
要求を処理できません。 |
Excel Services がリソース不足の状態になることがあり、このような場合に、Excel Services が要求を拒否し始めることがあります。 |
SaveFailed |
ファイルを保存するときにエラーが発生しました。 |
GetWorkbook メソッドの呼び出しに失敗しました。 |
SetRangeFailure |
要求された操作により、編集できないセルの内容が上書きされようとしました。 |
保護されているセル (数式を含むセルなど) を持つ範囲に対して、呼び出し元が値を書き込もうとしました。 |
SheetRangeMismatch |
シート引数として指定されたシートが、範囲引数で指定されたシートと同じではありません。 |
sheetName パラメータに渡されたシートの名前が、rangeName パラメータに指定されているシートの場所と一致していません。 |
SpecifiedRangeNotFound |
要求した範囲がシートにありません。 |
A1 サフィックスを持つメソッド (SetCellA1、SetRangeA1、GetCellA1、GetRangeA1) に渡された範囲を見つけることができませんでした。 |
WorkbookNotSupported |
選択したファイルに Excel Services でサポートされていない機能が含まれているため、ファイルを開くことができません。ブック内で、サポートされない以下の機能が検出されました : {0} |
サポートされていない機能がブックに含まれています。 0 は \n で区切られたサポートされていない機能名の一覧です。 |