インターネット プレゼンスのシナリオ : 開発の展開とオーサリング環境
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この記事は、Microsoft Office SharePoint Server 2007 に基づく企業のインターネット プレゼンス Web サイトを計画、設計、構築、および管理する方法の概要を示すエンドツーエンドのシナリオについて説明した一連の記事の 1 つです。
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サイト要素の開発とテスト、コンテンツの作成、運用環境への展開を行うインフラストラクチャでは、Microsoft Office SharePoint Server 2007 を展開して、開発者、テスト担当者、作成者、および設計者の作業をサポートする必要があります。
インフラストラクチャの計画プロセスにおいて、開発環境とオーサリング環境では、次のハードウェアとソフトウェアを SharePoint ファームに使用することが決定されました。
Office SharePoint Server 2007 がインストールされるすべてのサーバーのハードウェア アーキテクチャは 64 ビットです。
すべてのサーバーのオペレーティング システム: Windows Server 2003 R2 Enterprise x64 Edition
開発者ファームおよび統合ファームのデータベース: 64 ビット プラットフォーム対応 SQL Server 2005 Developer Edition
オーサリング ファームのデータベース: 64 ビット プラットフォーム対応 SQL Server 2005 Enterprise Edition
SharePoint の展開はすべて Office SharePoint Server 2007 の 64-ビット エディションです。
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各サーバーのすべてのソフトウェアは、最新版の Service Pack またはソフトウェア更新プログラムに更新します。また、開発環境、オーサリング環境、および統合環境の各 SharePoint ファームは、同じバージョン番号の Service Pack またはソフトウェア更新プログラムに更新します。
次の表に、開発環境およびオーサリング環境で作業するスタッフの基本要件を示します。
開発およびオーサリングの要件
環境 | チーム メンバ | 説明 |
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開発およびテスト |
開発者またはテスト担当者 |
各チーム メンバが使用するコンピュータは次のような特徴を備えています。
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開発者およびテスト担当者 |
Microsoft Visual Studio 2005 Team Edition for Developers (64 ビット バージョン) をホストする共有サーバー。 |
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開発環境、テスト環境、およびオーサリング環境の全チーム メンバ。 |
統合ファームは、Office SharePoint Server 2007 がインストールされたスタンドアロン コンピュータです (この記事の後半にある統合ファームの図を参照)。 |
オーサリング |
作成者、設計者、またはグラフィック アーティスト |
各チーム メンバが使用するコンピュータは次のような特徴を備えています。
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作成者、設計者、およびグラフィック アーティスト |
オーサリング ファームは、2 台の Web フロントエンド サーバーと 1 つのデータベース クラスタを含む小さな Office SharePoint Server 2007 ファームです (この記事の後半にあるオーサリング ファームの図を参照)。 |
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1. 開発者ファームとテスト担当者ファームの展開
各開発者およびテスト担当者のワークステーションには、Office SharePoint Server 2007 のスタンドアロン インストールがインストールされています。また、各開発者とテスト担当者には、オーサリング チームから受け取ったプログラムとコンテンツのテストに使用する統合ファームへのアクセス権があります。次の図に、開発環境とテスト環境のコンポーネント、およびコードとコンテンツの基本フローを示します。
前の図の番号で示されている手順は次のとおりです。
開発者は、ソフトウェア管理システム内またはそれ以外でチェックします。
開発者は、デバッグ、およびデータを使用したテストを行うための完成したサイト要素を展開します。
作成者と設計者は、サンプル コンテンツ、マスタ ページ、およびレイアウト ページを展開して、テスト用のデータを提供します。
開発者は、サイト要素をソリューション パッケージとしてバンドルし、オーサリング ファーム、フェールオーバー ファーム、および稼働ファームに展開します。
アクション |
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成果 |
同じソフトウェア バージョンに更新された各ワークステーションで、全機能を含む SharePoint ファームが展開されます。 |
リソース |
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2. 統合ファームの展開
統合環境には、開発者、テスト担当者、およびコンテンツ作成者が使用できるサーバー ファームが 1 つ必要です。
アクション |
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成果 |
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リソース |
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3. オーサリング ファームの展開
コンテンツ作成者と設計者は、Office SharePoint Server 2007 が展開された 1 つのサーバー ファームを使用します (次の図を参照)。
前の図の番号で示されている手順は次のとおりです。
設計者は、顧客向けポータル サイトのマスタ ページ、レイアウト ページ、およびカスケード スタイル シートを作成します。ファイルは、ドキュメント管理とワークフローを使用して管理されます。
設計者は、マスタ ページ、レイアウト ページ、およびサンプル コンテンツを展開して、テスト用のデータを提供します。
開発者は、サイト要素をソリューション パッケージとしてバンドルし、オーサリング ファーム、フェールオーバー ファーム、および稼働ファームに展開します。
管理者は、品質管理を行うために、オーサリング サイト コレクションを運用ファームのステージング サイト コレクションに展開します。
管理者は、承認済みコンテンツを運用ファームおよびフェイルオーバー ファームに展開します。
共有 SharePoint 環境は、統合ファームと同じ方法で展開されます。
アクション |
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成果 |
同じソフトウェア バージョンに更新された、全機能を含む、開発者ファームおよびテスト担当者ファームとしての SharePoint ファームを実現することができます。 |
リソース |
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使用できるすべてのドキュメントの一覧については、「Office SharePoint Server 2007 のダウンロード可能なブック」を参照してください。