インターネットプレゼンスのシナリオ : サイトおよびカスタマイズのメンテナンス
この記事の内容
重要
この記事は、Microsoft Office SharePoint Server 2007 に基づく企業のインターネット プレゼンス Web サイトを計画、設計、構築、および管理する方法の概要を示すエンドツーエンドのシナリオについて説明した一連の記事の 1 つです。
サイトとカスタマイズの維持には、以下の作業が含まれます。
サイトのコンテンツを維持する
編集カレンダーの維持は、主任コンテンツ作成者がマーケティング チームのメンバ、サイト作成者、およびサイト編集者と協力して行います。コンテンツ チームは毎週ミーティングを開きます。先週のコンテンツの公開用ファームへの展開結果を確認してから、今週の作業の割り当てと打ち合わせを行います。
アクション
新規プレス リリースがライタに割り当てられ、ライタは記事に関する調査を開始します。
オーサリング ファームで、ライタは Web ブラウザでニュースとイベントのサブサイトを開きます。
作成者は新規ページを作成し、プレス リリースに適したレイアウト ページを選択します。
Web ブラウザで、作成者はプレス リリースのコンテンツを作成し、書式設定を行います。同時に、グラフィック アーティストが記事で使用するイメージを作成し、サイトのイメージ ライブラリにイメージをアップロードします。
コンテンツのレビューの準備が整ったら、作成者はコンテンツをチェックインし、コンテンツ編集者と技術校閲者に通知します (グラフィック アーティストもイメージ ライブラリで同じ作業を行います)。
すべてのレビュー コメントを組み込んだら、ライタはそのページを新規のメジャー バージョンとしてチェックインします。このチェックインが行われると、ページ ライブラリが設定され、承認ワークフローが開始します。承認者は主任コンテンツ作成者です。
主任コンテンツ作成者は承認待ちのプレス リリースをレビューし、発行を承認します。
成果
次にコンテンツ展開が実行されるときに、新しいページが稼働ファームに展開されます。
リソース
サイトの設計を維持する
主任コンテンツ作成者、プログラム マネージャおよび設計者はサイト アーティファクトおよびブランド化に関連するタスクのスケジュールを管理します。サイトのカスタマイズの目標に合わせて、必要に応じてタスクをスケジュールします。新しい配色パターンやフォントなど、ブランド化に関する考慮事項が動機となってサイト設計が変更される場合があります。また、新しく開発されたサイトの要素をサポートするためにサイト設計が変更される場合もあります。
アクション
製品サイトに表示される特定のレイアウト ページに直接追加する必要がある新しい Web パーツが計画されています。カスタマイズ タスクが設計者に割り当てられます。
オーサリング ファームでは、関連するレイアウト ページを設計者が編集します。設計者は Web パーツをレイアウトに直接追加し、マイナー バージョンとしてページをチェックインします。
また、設計者は Web パーツの開発者およびテスト担当者が使用する統合ファームにレイアウト ページをアップロードします。
Web パーツがテストされ、使用が承認され、オーサリング ファームおよび稼働ファームに展開されると、設計者は新しいメジャー バージョンとしてレイアウト ページをチェックインします。
成果
次にコンテンツ展開が実行されるときに、新しいページ レイアウトが稼働ファームに展開されます。
リソース
開発したサイト要素を維持する
カスタム サイト要素によって、サイトに新しい機能を追加します。カスタム サイト要素についての調査と提案は、ソリューション チームのプログラム マネージャが主任コンテンツ作成者と協力して行います。
アクション
製品サイトに新機能を提供するには、Web パーツが必要です。"ハイパー プロダクト ビュー" という Web パーツは、サイトの訪問者が特定の製品を 3 次元表示で体験できるようにする Web パーツです。3 次元表示では、製品を回転、拡大/縮小、展開、折りたたむことができます。Web パーツの仕様はプログラム マネージャが作成済みです。
開発されたサイト要素はインフラストラクチャ チームが維持する Web サーバーにインストールされます。その結果、インフラストラクチャ チームのプログラム マネージャと IT サービス マネージャ、およびソリューション チームの開発者とテスト担当者が新しいサイト要素の提案をレビューします。仕様をレビューする会議が何回か行われ、すべての関係者が満足するように仕様書の問題が解決されます。
開発者が開発環境で Web パーツを作成します。完成した Web パーツは開発者が統合ファームに送り、そこでテスト担当者がテストします。
Web パーツが完全にテストおよびデバッグされ、リリースが承認されたら、テスト担当者は Web パーツの実行可能ファイルとサポート ファイルを含むソリューション パッケージを作成します。
IT 管理者はオーサリング ファームおよび稼働ファームに Web パーツをインストールし、両方のファームでハイパー プロダクト ビュー Web 機能を有効にします。
成果
この新しい Web パーツは、製品サイトの一部のページでサイトの訪問者が使用できるようになります。
リソース
このドキュメントのダウンロード
このトピックは、簡単に読んだり印刷したりできるように、次のダウンロード可能なドキュメントに収められています。
使用できるすべてのドキュメントの一覧については、「Office SharePoint Server 2007 のダウンロード可能なブック 」を参照してください。