ビジネス データ カタログの診断ログを構成する
ビジネス データ カタログは、ユーザーと Web アプリケーションとの間で行われる通信の結果を基幹業務アプリケーションにルーティングします。ビジネス データ カタログは、ログの構成方法に応じて、ビジネス データ カタログのトレース ログまたは Windows イベント ログ、あるいはその両方に操作の詳細を記録します。
このタスクを実行する前に、以下について確認してください。
トピック 「ビジネス データ カタログを使用してビジネス データの操作をログ記録および監査する」を読んでいること。
システムで Microsoft Office SharePoint Server 2007 の Enterprise バージョンを実行していること。
次の更新プログラムを適用していることを確認してください。
- 2007 Microsoft Office Servers Service Pack 1 (SP1) (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=105636&clcid=0x411)
この記事の内容 :
ビジネス データ イベントをログに記録する
ビジネス データ カタログの診断ログを構成する
ビジネス データ イベントをログに記録する
ビジネス データ イベントは、Windows イベント ログまたはビジネス データ カタログのトレース ログ、またはその両方に記録されます。記録されるイベントの設定を構成することで、各ログに記録されるイベントの数を、イベントの重要度に応じて制御できます。たとえば、ビジネス データ イベントが発生したときに、そのイベントの重要度がビジネス データ カタログのログ レベルと同じであるかそれよりも高い場合、そのイベントはログに書き込まれます。イベントが発生しても、重要度がビジネス データ カテゴリのログ レベルよりも低い場合、そのイベントはログに書き込まれません。
既定では、ビジネス データ カタログは、トレース ログ ファイルを 30 分間隔で作成し、48 時間にわたり保存して、新しいログを作成するときに最も古いログを削除します。同時に保持できるトレース ログ ファイルの数と、1 つのログ ファイルにログ イベントを収集しておく時間を構成できます。
Windows イベント ログの保持設定も構成できます。
ビジネス データ カタログの診断ログを構成する
ビジネス データ カタログの診断ログを構成するには、次のタスクを使用します。
タスクの要件
このタスクの手順を実行するには、以下の要件を満たしている必要があります。
- 管理者が共有サービス管理サイトのサイト管理者である。
ビジネス データ カタログの診断ログを構成するには
[サーバーの全体管理] ページで、サイド リンク バーの [サーバー構成の管理] をクリックします。
[サーバー構成の管理] ページで、[ログおよびレポートの作成] セクションの [診断ログ] をクリックします。
[診断ログ] ウィンドウの [記録されるイベントの設定] セクションで、[カテゴリの選択 ] の一覧の [ビジネス データ ] をクリックします。
[イベント ログの記録対象となる重要度の最も低いイベント] の一覧から、Windows イベント ログに記録する最も重要度の低いイベントを選択します。[情報] を選択すると、詳細が記録されます。[なし] を選択すると、Windows イベント ログへの記録が無効になります。
[トレース ログの記録対象となる重要度の最も低いイベント] の一覧から、ビジネス データ カタログのトレース ログに記録する最も重要度の低いイベントを選択します。[詳細] を選択すると、詳細が記録されます。[なし] を選択すると、ビジネス データ カタログのトレース ログへの記録が無効になります。
[トレース ログ] セクションの [パス] ボックスに、トレース ログのパスを指定します。
[ログ ファイル数] ボックスに、作成できるイベント ログの最大数の値を入力します。この数に達して、新しいログ ファイルが必要になった場合は、最も古いログ ファイルが削除されます。
[1 つのログ ファイルを使用する時間 (分)] ボックスに、1 つのログ ファイルにイベントを収集しておく時間の値を、分単位で入力します。
[OK] をクリックします。
Windows イベント ログの診断ログを構成するには
- Windows イベント ログのファイル サイズを調整する、またはログ内のイベントをいつ上書きするかを構成する方法については、「Configuring Agent Logs (英語)」を参照してください。
これらの手順を Stsadm コマンド ライン ツールを使用して実行する方法については、「setlogginglevel : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)」を参照してください。
現在のログ レベルを Stsadm コマンド ライン ツールを使用して確認する方法については、「Listlogginglevels : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)」を参照してください。