Updatequota: Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)
操作名 : Updatequota
管理者はサイト コレクションのクォータ制限を一括更新できます。クォータ制限の詳細については、「備考」を参照してください。
注意
この操作は、SharePoint Administration Toolkit バージョン 4.0 で導入されました。
構文
stsadm -o updatequota
-quotaname <クォータ テンプレート名>
[-contentdb <コンテンツ DB>]
[-nologfile]
[-quiet]
パラメータ
パラメータ名 |
値 |
必須 |
説明 |
quotaname |
有効なクォータ テンプレート名 |
はい |
このクォータ テンプレート名で指定されたすべてのサイト コレクションを更新します。 |
contentdb |
有効なコンテンツ データベース名 |
いいえ |
特定のサイト コレクションが格納されているコンテンツ データベース名を指定します。 このパラメータを指定しない場合、ファーム内のすべてのサイト コレクションが更新されます。 |
nologfile |
<なし> |
いいえ |
これを指定すると、クォータを更新するときにログ ファイルが作成されません。 既定では、ログ ファイルは作成されます。 |
quiet |
<なし> |
いいえ |
更新状態情報をコマンド ライン ウィンドウに表示しないことを指定します。ただし、エラー メッセージと警告メッセージはコマンド ライン ウィンドウに常に表示されます。 |
備考
SharePoint 製品とテクノロジの現在のバージョンでは、クォータ制限をサイト コレクションに割り当てた後でクォータ制限を変更するには、サイト コレクションごとにクォータ制限を手動で更新するか、カスタム コードを書く必要があります。updatequota 操作に、クォータ制限の変更 (つまり、2 GB から 5 GB) をグローバルに設定するパラメータはありません。クォータ制限の変更は、管理者がサーバーの全体管理 Web サイトを使用して設定します。制限の変更を設定した後で、特定のサイトコレクションに変更を適用するには、updatequota 操作を使用します。
たとえば、クォータ制限が 2 GB の "Global" という名前のクォータ テンプレートが、2,000 のサイト コレクションに適用されているとします。現在、この値を持つ既存のサイト コレクションを自動的に変更する方法はありません。updatequota stsadm 操作を使用すれば、Global クォータ テンプレートを使用する既存のすべてのサイト コレクションのクォータ制限を必要に応じて自動的に増減できます。
注意
updatequota 操作では、継続操作がサポートされます。つまり、操作が何らかの理由で停止した場合、その停止した地点から操作は開始されます。
例
次の例では、サーバーの全体管理 Web サイトを使用して、クォータ制限、"Global" という名前のクォータ テンプレート、"WSS_Content_DB" という名前のコンテンツ データベースが手動で構成されていると仮定します。
テンプレート名 "Global" を使用して、クォータ制限を 2 GB から 10 GB に変更するように複数のサイト コレクションを更新するには、次の構文を使用します。
stsadm –o updatequota –quotaname Global
テンプレート名 "Global" を使用して、クォータ制限を 2 GB から 10 GB に変更するように、特定のコンテンツ データベース内の複数のサイト コレクションを更新するには、次の構文を使用します。
stsadm –o updatequota –quotaname Global –contentdb WSS_Content_DB