ブロックするファイルの種類を管理する (SharePoint Server 2010)

 

適用先: SharePoint Foundation 2010, SharePoint Server 2010

トピックの最終更新日: 2015-03-09

アップロードまたはダウンロードする特定のファイルの種類を制限できます。各 Web アプリケーションは、ファイル名拡張子に基づいてブロックされるファイルの種類の一覧を保持します。たとえば, .exe 拡張子を持つファイルは、クライアント コンピューターで実行できますが、悪意のあるコードが含まれている可能性があるため、ブロックできます。

既定では、Internet Explorer で実行可能ファイルとして扱われるファイルの種類など、多くのファイルの種類がブロックされます。また、名前が波かっこ ({}) で囲まれたファイル (例: ファイル名.{doc}) も既定でブロックされます。

次の表では、既定でブロックされるファイルの種類と、対応するファイル名拡張子を示します。

ファイル名拡張子 ファイルの種類

.ade

Microsoft Access プロジェクト エクステンション

.adp

Microsoft Access プロジェクト

.app

アプリケーション ファイル

.asa

ASP 宣言ファイル

.ashx

ASP.NET Web ハンドラー ファイル。Web ハンドラーは、ASP.NET が受信した未加工の HTTP 要求を処理するソフトウェア モジュールです。

.asmx

ASP.NET Web サービス ソース ファイル

.asp

Active Server Pages

.bas

Microsoft Visual Basic クラス モジュール

.bat

バッチ ファイル

.cdx

複合インデックス

.cer

証明書ファイル

.chm

コンパイル済み HTML ヘルプ ファイル

.class

Java クラス ファイル

.cmd

Microsoft Windows NT コマンド スクリプト

.com

Microsoft MS-DOS プログラム

.config

構成ファイル

.cpl

コントロール パネル エクステンション

.crt

セキュリティ証明書

.csh

スクリプト ファイル

.dll

Windows ダイナミック リンク ライブラリ

.exe

プログラム

.fxp

Microsoft Visual FoxPro コンパイル済みプログラム

.hlp

ヘルプ ファイル

.hta

HTML プログラム

.htr

スクリプト ファイル

.htw

HTML ドキュメント

.ida

インターネット インフォメーション サービス ファイル

.idc

インターネット データベース コネクタ ファイル

.idq

インターネット データ クエリ ファイル

.ins

インターネット ネーム サービス

.isp

インターネット通信設定

.its

インターネット ドキュメント セット ファイル

.jse

JScript 符号化スクリプト ファイル

.ksh

Korn Shell スクリプト ファイル

.lnk

ショートカット

.mad

ショートカット

.maf

ショートカット

.mag

ショートカット

.mam

ショートカット

.maq

ショートカット

.mar

ショートカット

.mas

Microsoft Access ストアド プロシージャ

.mat

ショートカット

.mau

ショートカット

.mav

ショートカット

.maw

ショートカット

.mda

Microsoft Access アドイン プログラム

.mdb

Microsoft Access プログラム

.mde

Microsoft Access MDE データベース

.mdt

Microsoft Access データ ファイル

.mdw

Microsoft Access ワークグループ

.mdz

Microsoft Access ウィザード プログラム

.msc

Microsoft Common Console ドキュメント

.msh

Microsoft エージェント スクリプト ヘルパー

.msh1

Microsoft エージェント スクリプト ヘルパー

.msh1xml

Microsoft エージェント スクリプト ヘルパー

.msh2

Microsoft エージェント スクリプト ヘルパー

.msh2xml

Microsoft エージェント スクリプト ヘルパー

.mshxml

Microsoft エージェント スクリプト ヘルパー

.msi

Microsoft Windows インストーラー パッケージ

.msp

Windows インストーラー更新プログラム パッケージ ファイル

.mst

Visual Test ソース ファイル

.ops

Microsoft Office プロファイル設定ファイル

.pcd

Photo CD イメージまたは Microsoft Visual Test コンパイル済みスクリプト

.pif

MS-DOS プログラムのショートカット

.prf

システム ファイル

.prg

プログラム ソース ファイル

.printer

プリンター ファイル

.pst

Microsoft Outlook 個人用フォルダー ファイル

.reg

登録エントリ

.rem

ACT! データベース メンテナンス ファイル

.scf

Windows エクスプローラー コマンド ファイル

.scr

スクリーン セーバー

.sct

スクリプト ファイル

.shb

Windows ショートカット

.shs

Shell Scrap オブジェクト

.shtm

サーバー側ディレクティブを含む HTML ファイル

.shtml

サーバー側ディレクティブを含む HTML ファイル

.soap

Simple Object Access Protocol ファイル

.stm

サーバー側ディレクティブを含む HTML ファイル

url

Uniform Resource Locator (インターネット ショートカット)

.vb

Microsoft Visual Basic Scripting Edition ファイル

.vbe

VBScript 符号化スクリプト ファイル

.vbs

VBScript ファイル

.ws

Windows スクリプト ファイル

.wsc

Windows スクリプト コンポーネント

.wsf

Windows スクリプト ファイル

.wsh

Windows スクリプト ホスト設定ファイル

ブロックされたファイルの種類の追加または削除

特定の種類のファイルが、保存されたり、サーバーの Web アプリケーションから取得されたりしないようにするには、次の手順を使用します。

サーバーの全体管理を使用してブロックされるファイルの種類を追加または削除するには

  1. 次の管理者の資格情報を持つことを確認します。

    • サーバー上のファーム管理者である必要があります。
  2. サーバーの全体管理で、[セキュリティ] をクリックします。

  3. [セキュリティ] ページの [一般的なセキュリティ] セクションで、[ブロックするファイルの種類の定義] をクリックします。

  4. [ブロックするファイルの種類] ページで、選択されている Web アプリケーションを変更する場合は、[Web アプリケーション] メニューの [Web アプリケーションの変更] をクリックします。[Web アプリケーションの選択] ページを使用して、Web アプリケーションを選択します。

  5. 次のどちらかの操作を行います。

    • ブロックするファイルの種類を追加するには、[ファイルの拡張子を 1 行に 1 つずつ入力してください] テキスト ボックスの下端までスクロールし、ブロックするファイル拡張子を入力して、[OK] をクリックします。

      注意

      この一覧のファイル拡張子はアルファベット順に入力する必要はありません。次に一覧を開いたときに、追加したファイル拡張子はアルファベット順に正しく並べ替えられます。

    • ファイルの種類のブロックを止めるには、ボックスの一覧でファイルの種類を選択し、Delete キーを押してから、[OK] をクリックします。