Excel Services アプリケーションに構成されている最大メモリを超えました - イベント 5255
適用先: SharePoint Server 2010 Enterprise
トピックの最終更新日: 2009-11-09
アラート名: Excel Services アプリケーションに構成されている最大メモリを超えました
イベント ID: 5255
概要: Excel Services アプリケーション の管理者は、Excel Services アプリケーション を実行する各物理コンピューター上でサービスが使用するメモリの必要量を決定できます。Excel Services アプリケーション は、計算処理を中心に使用され、状態を維持し、大量のメモリを必要とすることがあるため、メモリ量の設定が重要となります。Excel Services アプリケーション のサーバーが使用できるメモリ量は、MaxPrivateBytes プロパティで指定されます。この問題は、サーバーがこのプロパティ設定で割り当てられている量より多くのメモリを使用すると発生します。
現象: 以下の現象のうちの 1 つまたは複数が発生する場合があります。
ブックの読み込みに失敗します。
エラーの発生を示すエラー メッセージなど、ユーザーに、さまざまなエラー メッセージが表示されます。
ブックのパフォーマンスが低下します。
このイベントが、次のようにイベント ログに表示されます。イベント ID: 5255 説明: プライベート バイトの最大サイズを超過しました。操作を完了できません。[セッション: <セッション ID> ユーザー: <ユーザー名>]
原因: Excel Services アプリケーション が MaxPrivateBytes 設定値を超えています。その結果、サーバーへの要求が拒否されています。
サーバーに、ユーザー数に十分に対応できるだけの RAM メモリがあることを確認します。
- サーバーに十分な RAM メモリがあり、Excel Services アプリケーション の展開規模がユーザー ベースをサポートするのに十分であることを確認します。詳細については、「Excel Services アプリケーションをサポートするためのリソース要件を決定する」を参照してください。
MaxPrivateBytes 設定を増やすには
サーバーの全体管理のホーム ページで、[アプリケーション構成の管理] をクリックします。
[アプリケーション構成の管理] ページの [サービス アプリケーション] で、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。
Excel Services アプリケーションをクリックします。この既定の名前は、"Excel Service アプリケーション" です。
[Excel Services アプリケーションの管理] ページで、[グローバル設定] をクリックします。
[Excel Services アプリケーションの設定] ページの [メモリ使用] で、Excel Services アプリケーションで使用する RAM メモリ (MB 単位) を入力します。
[OK] をクリックします。