Exchange ユニファイド メッセージング (UM) のサポート

 

トピックの最終更新日: 2011-05-12

Microsoft Lync Server 2010 は、音声メッセージングおよび電子メール メッセージングを単一のメッセージング インフラストラクチャに結合するために、Exchange ユニファイド メッセージング (UM) との統合をサポートします。Exchange UM は、Microsoft Exchange Server を実行するコンピューター上にインストールおよび構成できるいくつかのサーバーの役割の 1 つです。 Lync Server のエンタープライズ VoIP 展開では、Exchange UM は、音声メッセージングと電子メール メッセージングを電話 (すなわち、Outlook Voice Access) またはコンピューターからアクセスできる単一ストアに結合します。Exchange UM と Lync Server は連動して、着信応答、Outlook Voice Access、および自動応答サービスをエンタープライズ VoIP のユーザーに提供します。

以前の Lync Server リリースが Exchange UM の社内展開との統合のために提供してきたサポートに加えて、Lync Server 2010 は、ホストされた Exchange UM との統合のサポートを導入します。 これにより、Microsoft Exchange Online など Hosted Exchange サービス プロバイダーにそれらの一部または全部を移行する場合、ユーザーは音声メッセージングを自分のユーザーに提供できるようになります。

Lync Server 2010 は、次のバージョンをサポートします。

  • Microsoft Exchange Server 2010 (必須) または最新のサービス パック適用 (推奨)

  • Microsoft Exchange Server 2007 と Service Pack 1 (SP1) (必須) または最新のサービス パック (推奨)

Exchange UM は Lync Server または Lync Server データベースと共存することはできません。 Exchange UM と Lync Server は別のフォレストにインストールできます。

note注:
PBX を展開済みのエンタープライズ VoIP 展開では、Exchange UM は必要ない場合もあります。すべてのユーザーのボイス メールおよび関連サービスを引き続き PBX で提供できるからです。 最終的に PBX の使用を停止する場合 (SIP トランキングを展開して公衆交換電話網 (PSTN) への接続性を確保する場合など)、以前は PBX ボイス メール システムを使用していたユーザーにボイス メールを提供するために Exchange UM を再構成する必要があります。