Get-CsRgsHoursOfBusiness

構文

Get-CsRgsHoursOfBusiness [-Identity <RgsIdentity>] [-Name <String>]

解説

発信者に最高レベルのエクスペリエンスを提供するために、応答グループ アプリケーションを使用して、応答グループ エージェントが通話に応答できる時間と通話に応答できない時間を明確に定義することができます。応答グループ アプリケーションを使用すると、営業時間を定義することができます。営業時間とは、エージェントが電話に応答できる曜日および時間帯を示します。たとえば、組織が通常、月曜日から金曜日の午前 9 時から午後 5 時まで営業する場合、エージェントが月曜日から金曜日の午前 9 時から午後 5 時まで応答可能であること (さらには、エージェントが、たとえば木曜日の午後 8 時や日曜日の午後 2 時 30 分には応答できないこと) を示すように、営業時間を構成することになります。

Get-CsRgsHoursOfBusiness コマンドレットを使用すると、組織内で使用するように構成された営業時間コレクションに関する情報を取得することができます。

このコマンドレットを実行できる人は次のとおりです。既定では、次のグループのメンバーが、Get-CsRgsHoursOfBusiness コマンドレットのローカルでの実行を承認されています。RTCUniversalServerAdmins、RTCUniversalReadOnlyAdmins です。このコマンドレットが割り当てられているすべての役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の役割の一覧 (自身が作成したカスタムの RBAC の役割を含む) を戻すには、Windows PowerShell プロンプトから次のコマンドを実行します。

Get-CsAdminRole | Where-Object {$_.Cmdlets –match "Get-CsRgsHoursOfBusiness"}

パラメーター

入力の種類

なし。Get-CsRgsHoursOfBusiness はパイプライン処理された入力を受け入れません。

戻り値の種類

Microsoft.Rtc.Rgs.Management.WritableSettings.BusinessHours オブジェクトのインスタンスを戻します。

例

-------------------------- 例 1 ------------------------

Get-CsRgsHoursOfBusiness

例 1 では、組織で使用するよう構成されているすべての営業時間コレクションに関する情報を戻しています。これは、Get-CsRgsHoursOfBusiness をパラメーターなしで呼び出して実行します。

-------------------------- 例 2 ------------------------

Get-CsRgsHoursOfBusiness -Identity "service:ApplicationServer:atl-cs-001.litwareinc.com"

例 2 のコマンドは、atl-cs-001.litwareinc.com で使用するよう構成されているすべての営業時間コレクションを戻します。

-------------------------- 例 3 ------------------------

Get-CsRgsHoursOfBusiness -Identity "service:ApplicationServer:atl-cs-001.litwareinc.com" -Name "Help Desk Business Hours"

上記のコマンドは、atl-cs-001.litwareinc.com からの 1 つの営業時間コレクションを戻します。このコレクションの Name は "Help Desk Business Hours" です。

-------------------------- 例 4 ------------------------

Get-CsRgsHoursOfBusiness -Identity "service:ApplicationServer:atl-cs-001.litwareinc.com" | Where-Object {$_.SundayTimeRange1 -ne $Null -or $_.SundayTimeRange2 -ne $Null}

上記のコマンドは、営業時間が日曜日に構成されている、すべての営業時間コレクションを戻します。これを実行するために、このコマンドは最初に Get-CsRgsHoursOfBusiness を呼び出し、atl-cs-001.litwareinc.com で見つかったすべての営業時間コレクションを戻します。その後、このデータは Where-Object コマンドレットにパイプ処理されます。このコマンドレットは、次の 2 つの条件のうち 1 つを満たす項目のみを選択します。SundayTimeRange1 プロパティが Null 値と等しくないという条件、および SundayTimeRange2 プロパティが Null 値と等しくないという条件です。時間の範囲プロパティが Null ではない場合、その期間には営業時間が構成されていることになります。

-------------------------- 例 5 ------------------------

Get-CsRgsHoursOfBusiness -Identity "service:ApplicationServer:atl-cs-001.litwareinc.com" | Where-Object {$_.MondayTimeRange1.OpenTime -le "08:00:00"}

例 5 のコマンドは、atl-cs-001.litwareinc.com から、MondayTimeRange1 プロパティの開始時間が午前 8 時に等しい (またはそれよりも早い) すべての営業時間コレクションを戻します。これを実行するために、このコマンドは最初に Get-CsRgsHoursOfBusiness を使用し、atl-cs-001.litwareinc.com からすべての営業時間コレクションを戻します。次にこのデータは Where-Object コマンドレットにパイプ処理され、MondayTimeRange1.OpenTime プロパティの値が午前 8 時 (08:00:00) より小さいかまたは等しいコレクションのみが選択されます。

-------------------------- 例 6 ------------------------

Get-CsRgsHoursOfBusiness -Identity "service:ApplicationServer:atl-cs-001.litwareinc.com" | Where-Object {$_.Custom -eq $False}

例 6 のコマンドは、すべての公開営業時間コレクション (つまり、ワークフロー間で共有できるコレクション) を戻します。これを実行するために、このコマンドは最初に Get-CsRgsHoursOfBusiness を使用し、atl-cs-001.litwareinc.com で見つかったすべての営業時間コレクションを戻します。その後、このデータは Where-Object コマンドレットにパイプ処理されます。このコマンドレットは、Custom プロパティが False と等しいコレクションのみを選択します。

関連項目

その他のリソース

New-CsRgsHoursOfBusiness
Remove-CsRgsHoursOfBusiness
Set-CsRgsHoursOfBusiness