IM サービス プロバイダーのユーザー別のアクセス制御ポリシーの構成

 

トピックの最終更新日: 2011-01-18

パブリック インスタント メッセージング (IM) 接続を使用すると、組織内のユーザーは IM を使用してインターネット サービスの Windows Live ネットワーク、Yahoo!、AOL などのパブリック IM サービス プロバイダーが提供する IM サービスのユーザーと通信できるようになります。 外部ユーザー アクセス ポリシーを 1 つ以上構成して、パブリック ユーザーと内部の Lync Server ユーザーとの共同作業の可否を制御します。 パブリック ユーザー アクセスを制御するには、グローバル レベル、サイト レベル、およびユーザー レベルでポリシーを構成できます。 サイト ポリシーはグローバル ポリシーより優先され、ユーザー ポリシーはサイト ポリシーとグローバル ポリシーより優先されます。 構成できるポリシーの種類の詳細については、「展開」または「計画」のドキュメントの「外部ユーザーとの通信の管理」を参照してください。

IM の招待の場合は、クライアント ソフトウェアによって応答が異なります。 ユーザーが構成したルール (ユーザーのクライアントの [許可] および [禁止] リストの設定) によって、外部の送信者が明示的に禁止されている場合以外は、要求が受け入れられます。 また、[許可] リストに含まれていないユーザーからの IM はすべて禁止することを選択すると、IM の招待をブロックできます。

note注:
組織でフェデレーションを有効にしていなくても、パブリック ユーザー アクセスを制御するポリシーを構成できます。 ただし構成するポリシーは、組織でフェデレーションを有効にした場合にのみ有効となります。 フェデレーションを有効にする方法の詳細については、「展開」または「操作」のドキュメントの「組織でフェデレーションを有効または無効にする」を参照してください。 また、パブリック ユーザー アクセスを制御するためのユーザー ポリシーを指定する場合、そのポリシーは Lync Server 2010 で有効であり、ポリシーを使用するよう構成されているユーザーに対してのみ適用されます。 Lync Server 2010 にサインインできるパブリック ユーザーの指定の詳細については、「展開」または「操作」のドキュメントの「ユーザーへの外部ユーザー アクセス ポリシーの適用」を参照してください。

次の手順を使用して、1 つ以上のパブリック IM プロバイダーのユーザーによるアクセスをサポートするポリシーを構成します。

外部アクセス ポリシーを構成してパブリック ユーザー アクセスをサポートするには

  1. RTCUniversalServerAdmins グループ (または同等のユーザー権限を持つグループ) のメンバーであるユーザー アカウントまたは CsAdministrator の役割に割り当てられているユーザー アカウントから、内部展開の任意のコンピューターにログオンします。

  2. ブラウザー ウィンドウを開いて管理 URL を入力し、Lync Server コントロール パネルを開きます。Lync Server コントロール パネルを開くために使用できる他の方法の詳細については、「Lync Server 管理ツールを開く」を参照してください。

  3. 左側のナビゲーション バーで [外部ユーザー アクセス] をクリックし、[外部アクセス ポリシー] をクリックします。

  4. [外部アクセス ポリシー] ページで、次のいずれかの操作を行います。

    • パブリック ユーザー アクセスをサポートするようにグローバル ポリシーを構成するには、グローバル ポリシーをクリックし、[編集] に続いて [詳細の表示] をクリックします。

    • 新しいサイト ポリシーを作成するには、[新規作成] をクリックし、[サイト ポリシー] をクリックします。 [サイトの選択] で一覧から適切なサイトをクリックし、[OK] をクリックします。

    • 新しいユーザー ポリシーを作成するには、[新規作成] をクリックし、[ユーザー ポリシー] をクリックします。 [新しい外部アクセス ポリシー][名前] フィールドで、ユーザー ポリシーの適用範囲を示す一意の名前を作成します (たとえば、パブリック ユーザーの通信を有効にするユーザー ポリシーの場合、EnablePublicUsers という名前を作成します)。

    • 既存のポリシーを変更するには、表に表示されている適切なポリシーをクリックし、[編集] に続いて [詳細の表示] をクリックします。

  5. (オプション) 説明を追加または編集する場合は、[説明] でポリシーの情報を指定します。

  6. 次のいずれかの操作を行います。

    • ポリシーのパブリック ユーザー アクセスを有効にするには、[パブリック ユーザーとの通信を有効にする] チェック ボックスをオンにします。

    • ポリシーのパブリック ユーザー アクセスを無効にするには、[パブリック ユーザーとの通信を有効にする] チェック ボックスをオフにします。

  7. [確定] をクリックします。

パブリック ユーザー アクセスを有効にするには、組織でフェデレーションのサポートも有効にする必要があります。 詳細については、「展開」または「操作」のドキュメントの「組織でフェデレーションを有効または無効にする」を参照してください。

これがユーザー ポリシーの場合、パブリック ユーザーと共同作業できるようにしたいパブリック ユーザーに対してもポリシーを適用する必要があります。 詳細については、「展開」または「操作」のドキュメントの「ユーザーへの外部ユーザー アクセス ポリシーの適用」を参照してください。