Get-CsNetworkRegion
トピックの最終更新日: 2012-03-23
1 つ以上のネットワーク地域を取得します。ネットワーク地域は、エンタープライズ ネットワークにおけるネットワーク ハブまたはバックボーンを表します。
構文
Get-CsNetworkRegion [-Identity <XdsGlobalRelativeIdentity>] [-LocalStore <SwitchParameter>]
Get-CsNetworkRegion [-Filter <String>] [-LocalStore <SwitchParameter>]
解説
ネットワーク地域により、複数の地理的領域にわたって、ネットワークのさまざまな部分を相互接続します。すべてのネットワーク地域は、中央サイトと関連付ける必要があります。1 つ以上のネットワーク地域に関する情報を取得するには、このコマンドレットを使用します。取得する情報には、オーディオおよびビデオの接続で代替パスを許可するかどうかを決定したり、地域内のサイトをメディア バイパス構成と関連付けたりする、関連付けられた中央サイトおよび設定などがあります。
このコマンドレットを実行できるユーザー:既定では、次のグループのメンバーが Get-CsNetworkRegion コマンドレットをローカルで実行することを承認されています。RTCUniversalUserAdmins、RTCUniversalServerAdmins。このコマンドレットが割り当てられているすべての役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の役割の一覧 (自身が作成したカスタムの RBAC の役割を含む) を戻すには、Windows PowerShell プロンプトから次のコマンドを実行します。
Get-CsAdminRole | Where-Object {$_.Cmdlets –match "Get-CsNetworkRegion"}
パラメーター
| パラメーター | 必須かどうか | 型 | 説明 |
|---|---|---|---|
Identity |
省略可能 |
XdsGlobalRelativeIdentity |
取得するネットワーク地域の一意の識別子です。Identity は、地域を一意に識別する文字列の形式です (ID は NetworkRegionID と同じであることに注意してください)。 |
Filter |
省略可能 |
文字列 |
このパラメーターを使用すると、組織で構成されているすべてのネットワーク地域の ID に対してワイルドカード検索を実行できます。ID の任意の部分をフィルターするには、ワイルドカード文字を使用します。 |
LocalStore |
省略可能 |
SwitchParameter |
中央管理ストア自体からではなく、中央管理ストアのローカル レプリカから、ネットワーク地域情報を取得します。 |
入力の種類
なし。
戻り値の種類
Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Settings.NetworkConfiguration.NetworkRegionType 型の 1 つ以上のオブジェクトを戻します。
例
-------------------------- 例 1 --------------------------
Get-CsNetworkRegion
例 1 では、組織で定義されているすべてのネットワーク地域を取得しています。
-------------------------- 例 2 --------------------------
Get-CsNetworkRegion -Identity NorthAmerica
例 2 では、NorthAmerica という ID を持つネットワーク地域を取得しています。ID は一意であるため、このコマンドが取得するのは、多くても 1 つのネットワーク地域です。
-------------------------- 例 3 --------------------------
Get-CsNetworkRegion -Filter *America
この例では、"America" という文字列で終わる ID を持つすべてのネットワーク地域を取得しています。この結果、NorthAmerica、SouthAmerica、CentralAmerica などの ID を持つ地域が取得されます。
-------------------------- 例 4 --------------------------
Get-CsNetworkRegion | Where-Object {$_.CentralSite -eq "site:Redmond"}
この例では、中央サイト Redmond と関連付けられたすべてのネットワーク地域を取得しています。このコマンドではまず、パラメーターを指定せずに Get-CsNetworkRegion コマンドレットを呼び出して、Microsoft Lync Server 2010 展開用に定義されたすべてのネットワーク地域のコレクションを取得します。次にこのコレクションを、Where-Object コマンドレットにパイプ処理します。Where-Object は、このコレクションをフィルター処理して、CentralSite 値が site:Redmond と等しい (-eq) 項目 (ネットワーク地域) のみを戻します。