Compliance Server のバックアップ
トピックの最終更新日: 2011-07-13
Microsoft Lync Server 2010、グループ チャットでは Compliance Server をプール内で一度に 1 つしかアクティブにできませんが、複数のスタンバイ Compliance Server をインストールし、一連の手動障害回復の手順に従って、ある Compliance Server のコンプライアンス イベントの処理を別の Compliance Server に移行できます。複数の Compliance Server をインストールする場合は、アクティブとスタンバイの別を問わず、すべての Compliance Server でサービス スナップインのスタートアップの種類の値を "手動" にしておく必要があります。これが重要なのは、Lync Server 2010、グループ チャット プールが複数のアクティブな Compliance Server に対応できず、現時点でアクティブなサービスとして構成されていないサービスは開始されないからです。
アクティブな Compliance Server は、グループ チャット サーバー データベースにある tbServerIdentity テーブルの serverType 列の値によって確認できます。Compliance Server (serverAddress 列の FQDN によって識別されます) の serverType 列が 4 という関連値になっていれば、それがアクティブなサーバーです。
以下の手順では、スタンバイ Compliance Server のインストール方法、停止後にスタンバイ Compliance Server に切り替える方法、元の Compliance Server に戻す方法を説明します。各手順のステップを実行するには、グループ チャット データベースとコンプライアンス データベースの双方に対する読み取り/書き込みのアクセス許可が必要です。
スタンバイ Compliance Server をインストールするには
スタンバイ Compliance Server は、ビジネスの要件に見合う数だけインストールできます。プライマリ (アクティブ) Compliance Server を無効にします。そのためには、「アクティブな Compliance Server の無効化」の手順に従います。
プライマリ Compliance Server で選択したものと同じインストール オプションを使用して、スタンバイ Compliance Server をインストールします。
この手順を実行した後、スタンバイ Compliance Server はアクティブなサーバーになります。
プライマリ Compliance Server を再び有効にします。そのためには、「アクティブな Compliance Server の変更」の手順を従います。
停止後にスタンバイ Compliance Server に切り替えるには
障害によって停止した場合は、スタンバイ Compliance Server へのコンプライアンス処理の移行が必要になることがあります。障害が発生した Compliance Server を無効にします。そのためには、「アクティブな Compliance Server の無効化」に記載の手順のうち、ステップ 4 のクリーンアップ処理以降の手順に従います。
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重要:コンプライアンス データ テーブルのバックアップを作成する手順を必ず実行してください。この情報はプライマリ Compliance Server を復帰させる際に必要になります。 スタンバイ Compliance Server をアクティブにします。そのためには、「アクティブな Compliance Server の変更」の手順に従います。
プライマリ Compliance Server に戻すには
障害からの回復後、コンプライアンス処理をプライマリ Compliance Server に戻します。スタンバイ Compliance Server を無効にします。そのためには、「アクティブな Compliance Server の無効化」の手順に従います。
プライマリ Compliance Server をアクティブにします。そのためには、「アクティブな Compliance Server の変更」の手順に従います。
重要:必ず、元のプライマリ Compliance Server を無効にする前に作成したバックアップ ファイルを使用して、データベース内のコンプライアンス データ テーブルを復元してください。