Remove-CsTrustedApplicationEndpoint

構文

Remove-CsTrustedApplicationEndpoint -Identity <UserIdParameter> [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

解説

信頼されたアプリケーション エンドポイントは、信頼されたアプリケーションへの通話ルーティングを有効にする、Active Directory 連絡先オブジェクトです。このコマンドレットは、Active Directory ドメイン サービス (AD DS) から既存のエンドポイント連絡先オブジェクトを削除します。

このコマンドレットを実行できるメンバー。既定では、次のグループのメンバーが Remove-CsTrustedApplicationEndpoint コマンドレットのローカル実行を承認されています。RTCUniversalServerAdmins。このコマンドレットが割り当てられているすべての役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の役割の一覧 (自身が作成したカスタムの RBAC の役割を含む) を戻すには、Windows PowerShell プロンプトから次のコマンドを実行します。

Get-CsAdminRole | Where-Object {$_.Cmdlets –match "Remove-CsTrustedApplicationEndpoint"}

パラメーター

入力の種類

Microsoft.Rtc.Management.ADConnect.Schema.OCSADApplicationContact オブジェクト。信頼されたアプリケーション エンドポイント オブジェクトのパイプ処理された入力を受け入れます。

戻り値の種類

このコマンドレットには戻り値はありません。Microsoft.Rtc.Management.ADConnect.Schema.OCSADApplicationContact 型のオブジェクトを削除します。

例

-------------------------- 例 1 ------------------------

Remove-CsTrustedApplicationEndpoint -Identity "Endpoint 1"

この例を実行すると、Endpoint 1 という ID (この場合は表示名) のエンドポイント連絡先が削除されます。ID は一意である必要があるため、このコマンドでは最大でも 1 つのエンドポイントが削除されます。

-------------------------- 例 2 ------------------------

Get-CsTrustedApplicationEndpoint -ApplicationId tapp2 | Remove-CsTrustedApplicationEndpoint

この例を実行すると、tapp2 というアプリケーションに関連付けられているすべての信頼されたアプリケーション エンドポイントが削除されます。これは、最初に Get-CsTrustedApplicationEndpoint を呼び出して、tapp2 という ID を ApplicationId パラメーターに渡すことで実行されます。これにより、tapp2 という信頼されたアプリケーションに関連付けられたエンドポイントのコレクションが戻されます。次に、このコレクションは Remove-CsTrustedApplicationEndpoint コマンドレットにパイプ処理され、コレクション内の各エンドポイントが削除されます。Get-CsTrustedApplicationEndpoint をこの方法で呼び出すと、アプリケーション ID が tapp2 であるエンドポイントを複数のプールから取得する可能性があり、その場合は、信頼されたアプリケーション エンドポイントをこのコマンドが複数のプールから削除する結果になることに注意してください。

関連項目

その他のリソース

New-CsTrustedApplicationEndpoint
Set-CsTrustedApplicationEndpoint
Get-CsTrustedApplicationEndpoint