New-CsNetworkInterSitePolicy

 

トピックの最終更新日: 2012-03-27

通話受付管理 (CAC) 構成内で直接リンクされているサイト間の帯域幅の制限が定義された、新しいネットワーク サイト間ポリシーを作成します。

構文

New-CsNetworkInterSitePolicy -Identity <XdsGlobalRelativeIdentity> -NetworkSiteID1 <String> -NetworkSiteID2 <String> [-BWPolicyProfileID <String>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-Force <SwitchParameter>] [-InMemory <SwitchParameter>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

New-CsNetworkInterSitePolicy -InterNetworkSitePolicyID <String> -NetworkSiteID1 <String> -NetworkSiteID2 <String> [-BWPolicyProfileID <String>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-Force <SwitchParameter>] [-InMemory <SwitchParameter>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

解説

ネットワーク サイトが直接リンクを共有している場合、その 2 つのサイト間の音声とビデオの接続に対する帯域幅の制限を定義できます。このコマンドレットを実行すると、2 つの直接接続されたサイトに帯域幅の制限ポリシーを関連付ける、ネットワーク サイト ポリシーが作成されます。

このコマンドレットを実行できるメンバー。既定では、次のグループのメンバーが New-CsNetworkInterSitePolicy コマンドレットのローカル実行を承認されています。RTCUniversalServerAdmins。このコマンドレットが割り当てられているすべての役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の役割の一覧 (自身が作成したカスタムの RBAC の役割を含む) を戻すには、Windows PowerShell プロンプトから次のコマンドを実行します。

Get-CsAdminRole | Where-Object {$_.Cmdlets –match "New-CsNetworkInterSitePolicy"}

パラメーター

パラメーター 必須かどうか 説明

Identity

必須

XdsGlobalRelativeIdentity

新しく作成されるネットワーク サイト間ポリシーの一意の識別子です。ネットワーク サイト間ポリシーはグローバル スコープでのみ作成されるため、この識別子はスコープを指定する必要はありません。代わりに、そのサイト ポリシーを識別する一意の名前となる文字列を含みます。

InterNetworkSitePolicyID

必須

文字列

この値は Identity と同じです。ID と InterNetworkSitePolicyID を両方指定することはできません。一方に入力した値が自動的に両方で使用されます。

NetworkSiteID1

必須

文字列

このポリシーに関連付けられている 2 つのサイトのいずれかの Identity (NetworkSiteID) です。NetworkSiteID1 と NetworkSiteID2 の組み合わせは、一意である必要があります (たとえば、Reno と Portland を接続する 2 つのサイト ポリシーを定義することはできません)。

NetworkSiteID2

必須

文字列

このポリシーに関連付けられている 2 つのサイトのいずれかの Identity (NetworkSiteID) です。NetworkSiteID1 と NetworkSiteID2 の組み合わせは、一意である必要があります (たとえば、Reno と Portland を接続する 2 つのサイト ポリシーを定義することはできません)。

BWPolicyProfileID

省略可能

文字列

このサイト ポリシーの制限を定義する、帯域幅ポリシーのプロファイルの Identity です。利用可能なプロファイルの一覧を取得するには、Get-CsNetworkBandwidthPolicyProfile コマンドレットを呼び出します。

Force

省略可能

SwitchParameter

変更を行う前に表示されるように設定されているすべての確認メッセージを表示しないようにします。

InMemory

省略可能

SwitchParameter

永続的な変更としてオブジェクトをコミットせずに、オブジェクト参照を作成します。このパラメーターを指定して呼び出したコマンドレットの出力を変数に割り当てる場合、オブジェクト参照のプロパティを変更し、コマンドレットに対応する Set- コマンドレットを呼び出してそれらの変更をコミットできます。

WhatIf

省略可能

SwitchParameter

実際にコマンドを実行せずに、コマンドの実行結果がわかります。

Confirm

省略可能

SwitchParameter

コマンドの実行前に確認メッセージを表示します。

入力の種類

なし。

戻り値の種類

Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Settings.NetworkConfiguration.InterNetworkSitePolicyType 型のオブジェクトを作成します。

-------------------------- 例 1 --------------------------

New-CsNetworkInterSitePolicy -Identity Reno_Portland -NetworkSiteID1 Reno -NetworkSiteID2 Portland -BWPolicyProfileID LowBWLimits

この例では、接続されているサイト Reno と Portland の間の帯域幅を制限する、新しいネットワーク サイト間ポリシーを作成します。これらのサイト間の音声とビデオの接続に対する帯域幅の制限は、帯域幅ポリシーのプロファイル LowBWLimits に対して構成されている設定に基づいて制限されます。