カスタム プレゼンス状態の構成
トピックの最終更新日: 2012-10-15
Microsoft Lync 2010 でカスタム プレゼンス状態を定義するには、XML カスタム プレゼンス構成ファイルを作成してから、Lync Server 管理シェルのコマンドレット New-CSClientPolicy または Set-CSClientPolicy とパラメーター CustomStateURL を使用して、構成ファイルの場所を指定します。
構成ファイルには次のプロパティがあります。
連絡可能、取り込み中、応答不可 といったプレゼンス インジケーターを使用して、カスタム プレゼンス状態を構成できます。
状態属性は、どのプレゼンス インジケーターがカスタム状態の状態テキストに関連付けられているかを示します。 このトピックで後述する例では、緑色 (連絡可能) プレゼンス インジケーターの右側に、状態テキスト [自宅で仕事中] が表示されます。
状態テキストの最大文字数は 64 文字です。
最大で 4 つのカスタム プレゼンス状態を追加できます。
CustomStateURL パラメーターの有効なアドレス タイプは、FILE:、HTTP:、および HTTPS: です。
以下のアドレスは、有効なアドレスの例です。
http://lspool.corp.contoso.com/LSFileShare/ClientConfigFolder/Presence.xml
https://lspool.corp.contoso.com/ClientConfigFolder/CustomPresence.xml
file:///c:/LSFileShare/ClientConfigFolder/Group_1_Pres.xml
file://\\lspool.corp.contoso.com\LSFileShare\ClientConfigFolder\Presence.xml
XML 構成ファイルに 1 つまたは複数のロケール ID (LCID) スキーマを指定して、カスタム プレゼンス状態をローカライズします。このトピックで後述する例では、英語 - 米国 (1033)、ノルウェー語 - ブークモール (1044)、フランス語 - フランス (1036)、およびトルコ語 (1055) へのローカリゼーションを示します。LCID の一覧については、https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=157331&clcid=0x411にアクセスし、Microsoft によって割り当てられているロケール ID を参照してください。
カスタム プレゼンス状態を Lync 2010 に追加するには
次の例のフォーマットを使用して、XML 構成ファイルを作成します。
<?xml version="1.0"?> <customStates xmlns="https://schemas.microsoft.com/09/2009/communicator/customStates"> <customState ID="1" availability="online"> <activity LCID="1033">Working from Home</activity> <activity LCID="1044">activity 2 for 1044</activity> <activity LCID="1055">activity 3 for 1055</activity> </customState> <customState ID="2" availability="busy"> <activity LCID="1033">In a Live Meeting</activity> <activity LCID="1036">Equivalent French String for - In a Live Meeting </activity> </customState> <customState ID="3" availability="busy"> <activity LCID="1033">Meeting with Customer</activity> <activity LCID="1055">meeting with client</activity> <activity LCID="1036">Equivalent French String for - Meeting with Customer</activity> </customState> <customState ID="4" availability="do-not-disturb"> <activity LCID="1033">Interviewing</activity> </customState> </customStates>
信頼されたネットワーク サイトまたはローカル コンピューターの場所に XML 構成ファイルを保存します。 この例では、ファイルは Presence.xml の名前で、ネットワーク共有 \\server\comshare に保存されます。
Lync Server 管理シェルで、次のようなコマンドを使用して、XML 構成ファイルの場所を定義します。
New-CsClientPolicy -Identity ContosoCustomStates -CustomStateURL "file://\\server\comshare\Presence.xml"
注: Lync Server 管理シェルを開始するには、[スタート]、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync Server 2010] の順にクリックしてから、[Lync Server 管理シェル] をクリックします。 Grant-CSClientPolicy コマンドレットを使用して、この新しいポリシーをユーザーに割り当てます。
詳細については、「Lync Server 管理シェル」のドキュメントの「New-CsClientPolicy」と「Grant-CsClientPolicy」を参照してください。
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