新しい会議機能
トピックの最終更新日: 2011-01-28
Microsoft Lync Server 2010 では、以下の一覧で説明するように、会議を拡張するいくつかの新機能を導入しています。
新しい Web 会議と音声ビデオ会議の機能
唯一の会議クライアント
Microsoft Lync 2010 は、スケジュール済みの会議および臨時の会議の両方を含む、すべての種類の Lync Server 2010 会議に必要な唯一のクライアントです。
新しいダウンロード可能な会議クライアント
Microsoft Lync 2010 出席者は新しいダウンロード可能なクライアントです。このクライアントを使用すれば、Microsoft Lync 2010 をインストールしていないユーザーでも、出席を依頼された会議に出席できます。 最初に Lync 2010 なしでクライアントが会議に参加しようとすると、Microsoft Lync 2010 出席者をダウンロードするようメッセージが表示されます。 一度ダウンロードを行えば、クライアントはコンピューター上に残ります。
このダウンロード可能なクライアントは、組織の会議に出席を依頼された外部ユーザー向けに設計されており、外部ユーザーの会議への参加を可能にします。ただし、このクライアントには、IM、プレゼンス、またはミーティングのスケジュール設定に関する機能は含まれていません。
新しい会議の受付ポリシーと制御
会議を開催するユーザーは、最初の認証の設定が誤っていることがわかった場合に、出席依頼の送信後でも認証の種類を変更できます。 ミーティング中に認証の種類を変更することもできます。
会議の種類
会議の種類を使用すると、作成済みのアクセス権テンプレートに基づいて、開催する会議に参加可能なユーザーをすばやく指定できます。
簡単な URL
会議の URL が簡単に覚えやすくなったため、伝えやすくなっています。 会議に参加するためのリンクはすべて http:// で始まります。このため、URL が短くなり、電子メール クライアントによって URL が切り詰められる可能性が少なくなります。また、必要に応じてこのリンクから Web クライアントを起動することもできます。 簡単な URL の最初の部分は、ユーザーの外部 FQDN で、その後ろに "meet (会う)" のような覚えやすい単語を続けることができます。 たとえば、Contoso 社の管理者であれば、https://cs.contoso.com/Meet を同社内の簡単な会議 URL の基本部分として指定しておき、特定の会議の URL を https://cs.contoso.com/Meet/677801 のように指定することができます。
マイ会議の代わりに会議の割り当てが可能に
このことは、会議 URL の簡素化に役立ちます。
新しいデータ会議サーバーの設計
データ会議サーバー (フロント エンド サーバーの一部として実行) の設計が強化され、会議とコラボレーションの操作性が向上しています。
新しいダイヤルイン会議の機能
ロビーの導入によって、ユーザーが参加する際の操作性が向上しました。
認証を要求されて失敗したダイヤルイン ユーザーは、切断してから再試行する必要がなくなります。 このようなユーザーはロビーに転送され、主催者が参加を許可または拒否するまで、またはタイムアウトとなり切断されるまで、ロビーで待機します。
DTMF コマンドへの通話時のアクセス
会議への参加が許可されると、ダイヤルイン ユーザーは、電話キーパッドを使用して、デュアルトーン多重周波数 (DTMF) コマンドを実行できます。 ダイヤルイン主催者は DTMF コマンドを使用して、参加者全員のミュート、会議のロックまたはロック解除を行ったり、入室と退室のアナウンスのオンとオフを切り替えたりすることができます。 すべてのダイヤルイン参加者は、DTMF コマンドを実行して、ヘルプを聞いたり、出欠確認を自分だけに再生したり、自分のマイクをミュートしたりできます。
認証されていない発信者の名前録音
認証されていないユーザーは、名前を録音するよう要求されます。 会議に出席中の認証されていないユーザーは、この録音された名前によって識別されます。
新しいアプリケーション共有機能
以前のバージョンの Communications Server では、ユーザーが会議中に自分のデスクトップ全体を他のユーザーと共有するよう選択することができました。 Microsoft Lync Server 2010 では、1 つのアプリケーションのみを他のユーザーと共有するよう選択することもできます。