応答グループで使用されるコンポーネント

 

トピックの最終更新日: 2010-12-13

エンタープライズ VoIP を展開すると、応答グループ アプリケーションが自動的に有効になります。 ここでは、応答グループ アプリケーションをサポートするコンポーネントについて説明します。

応答グループ コンポーネント

次の Microsoft Lync Server 2010 コンポーネントが応答グループ アプリケーションをサポートします。

  • アプリケーション サービス   アプリケーション サービスは、応答グループなどの統合通信アプリケーションを展開、ホスト、および管理するプラットフォームを提供します。アプリケーション サービスは、フロントエンド プール内のすべてのフロント エンド サーバー、およびすべての Standard Edition サーバーに自動的にインストールされます。

  • 応答グループ アプリケーション   応答グループ アプリケーションは、アプリケーション サービスがホストする統合通信アプリケーションの 1 つです。 これは、エンタープライズ VoIP を展開すると自動的に追加されます。 応答グループ アプリケーションは、エージェントのグループへの着信をルーティングし、キューに保存します。

  • 言語パック   言語パックは、音声合成および音声認識をサポートするために必要です。 これらの音声テクノロジは、メッセージの構成 (開始メッセージおよびその他のプロンプト、対話型音声応答 (IVR) による質問と回答など) に使用します。 既定では、Lync Server 2010 を展開すると、サポートされている 26 種類の言語パックがインストールされます。

  • オーディオ ファイル   オーディオ ファイルは、メッセージおよび保留音に使用します。

  • ファイル ストア   応答グループはファイル ストアを使用してオーディオ ファイルを格納します。 複数の応答グループプールが同じファイル ストアのインスタンスを使用できます。

  • 応答グループ構成ツール   応答グループ構成ツールは、応答グループの作成および管理に使用する Web ベースのツールです。 応答グループ構成ツールは、Web サービスのインストール時に追加されます。

  • Lync Server コントロール パネル   Lync Server コントロール パネルを使用して、エージェント グループ、および応答グループのキューをセットアップおよび構成できます。

  • Lync Server 管理シェル   応答グループの設定はすべて Lync Server 管理シェルのコマンドレットを使用して構成できます。

  • Microsoft Lync 2010   公式エージェント (グループの通話を受ける前にグループへのサインインが必要なエージェント) は、グループへのサインインやグループからのサインアウトに Lync 2010 を使用します。 エージェント グループが公式エージェントに構成されていると、エージェントは Lync 2010 のメニュー項目をクリックして Internet Explorer を開き、グループのサインイン/サインアウトに使用する Web ページ コンソールを表示します。

  • Web サービス   Web サービスは、応答グループ構成ツール、エージェントのサインイン/サインアウトのコンソール、Lync Server コントロール パネル、および応答グループのクライアント Web サービスに必要です。

  • 応答グループのクライアント Web サービス   応答グループ アプリケーションは、クライアント Web サービスを提供します。サードパーティ アプリケーションはこのサービスを使用して、エージェント、エージェント グループのメンバーシップ、エージェントのサインイン状態、グループの通話状態、および匿名通話をサポートするグループに関する情報を取得できます。Lync 2010 および Lync 2010 Attendant は、応答グループ のクライアント Web サービスを使用して、エージェントが匿名通話に使用できる応答グループの一覧を取得します。 クライアント Web サービスは、Web サービスのインストール時に追加されます。