コマンドレットの使用によるドメインの準備の実行

 

トピックの最終更新日: 2011-06-30

Enable-CsAdDomain コマンドレットを使用して Lync Server 2010 のドメインを準備します。

コマンドレットを使用してドメインを準備するには

  1. Domain Admins グループのメンバーとしてドメイン内の任意のサーバーにログオンします。

  2. Lync Server コア コンポーネントを次の手順でインストールします。

    1. Lync Server 2010 のインストール フォルダーまたはメディアから、Setup.exe を実行して Lync Server 展開ウィザードを起動します。

    2. Microsoft Visual C++ (再頒布可能) のインストールを要求するメッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。

    3. Microsoft Lync Server 2010 セットアップ ダイアログ ボックスが、Lync Server 2010 ファイルをインストールする場所を求めるメッセージを表示します。 既定の場所を選択するか、または好みの場所を [参照] で選択し、[インストール] をクリックします。

    4. [使用許諾契約書] ページで [使用許諾契約書に同意します] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。 インストーラーが Lync Server 2010 コア コンポーネントをインストールします。

  3. Lync Server 管理シェルを以下の手順で起動します。[スタート]、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync Server 2010]、[Lync Server 管理シェル] の順にクリックします。

  4. 以下を実行します。

    Enable-CsAdDomain [-Domain <DomainFQDN>] 
    

    次にその例を示します。

    Enable-CsAdDomain -Domain domain1.contoso.net 
    

    ドメイン パラメーターを指定しない場合、既定はローカル ドメインです。

ドメインの準備が成功したことを確認するには

  1. ドメインに参加しており、適切な管理者権限およびアクセス権を持つコンピューターにログオンします。

  2. Lync Server 管理シェル コンソールを開き、次のコマンドを実行します。

    Get-CsAdDomain [-Domain <Fqdn>] [-DomainController <Fqdn>] [-GlobalCatalog <Fqdn>] [-GlobalSettingsDomainController <Fqdn>] 
    

    次にその例を示します。

    Get-CsAdDomain -Domain domain1.contoso.net - GlobalSettingsDomainController dc01.domain1.contoso.com
    
    note注:
    パラメーター GlobalSettingsDomainController を使用して、グローバル設定を保存する場所を指定できます。設定をシステム コンテナーに保存する (構成コンテナーにグローバル設定を移行していないアップグレードの展開で一般的) 場合、使用する Active Directory フォレストのルートに 1 つのドメイン コントローラーを定義します。グローバル設定を構成コンテナーに保存する (新しい展開または構成コンテナーに設定を移行しているアップグレードの展開で一般的) 場合、フォレストに任意のドメイン コントローラーを定義します。このパラメーターを指定しない場合、コマンドレットでは、設定が構成コンテナーに保存されていると見なして、Active Directory ドメイン サービス (AD DS) の任意のドメイン コントローラーを参照します。

    ドメイン パラメーターを指定しない場合、既定はローカル ドメインです。

    ドメインの準備が成功した場合、このコマンドレットは LC_DOMAIN_SETTINGS_STATE_READY という値を返します。

関連項目

その他のリソース

ドメイン準備手続き