デバイスの更新プログラムのロールバック

 

トピックの最終更新日: 2010-11-09

組織のデバイスに展開した更新プログラムに問題が見つかった場合、デバイスの状態を直前の更新プログラムのバージョンにロールバックできます。更新プログラムをロールバックすると、その更新プログラムは [展開された更新] の一覧から削除されます。この更新プログラムをインストールしていたデバイスを次回接続すると、デバイスの状態は、その更新プログラムを展開する前のイメージに戻ります。

ロールバック処理は次のように実行されます。デバイスには 2 つのディスク パーティションがあり、1 つはアクティブ、もう 1 つは非アクティブです。アクティブ パーティションは、最新の更新によってデバイスにインストールされたファームウェアをホストします。非アクティブ パーティションは、最新の更新より 1 つ前の更新によってダウンロードされたファームウェアをホストします。ロールバックする展開済みの更新プログラムを指定し、その更新プログラムが展開されているデバイスがデバイス更新 Web サービスに接続すると、そのデバイスは、最も新しく承認された更新プログラムをダウンロードして、非アクティブ パーティションにインストールします。次に、この非アクティブ パーティションがアクティブ パーティションになります。次回デバイスが更新プログラムを受信すると、非アクティブ ファームウェアはその更新プログラムによって上書きされ、そのファームウェアをホストするパーティションが再びアクティブ パーティションになります。

important重要:
デバイスが以前の更新プログラムを受信しない場合は、ロールバックできません。また、デバイスは、直前の更新プログラムにのみロールバックできます。いずれかの状況で、必要であれば、より古い更新プログラムをダウンロードして承認できます。その後、デバイスは、承認された古い更新プログラムを受信します。
note注:
更新プログラムを操作する場合は、デバイス更新 Web サービスの個々のインスタンスが各プールで実行することに注意してください。更新プログラムをアップロード、承認、拒否、またはロールバックする場合、その操作は現在のプールにのみ影響します。

更新プログラムをロールバックするには

  1. デバイス更新 Web サービスの [展開された更新] タブ、または Lync Server コントロール パネルで、ロールバックする更新プログラムをクリックします。

    note注:
    複数の更新プログラムを選択するには、Ctrl キーを押しながらクリックします。
  2. [ロール バック] をクリックし、[はい] をクリックして確定します。