証明書インフラストラクチャのサポート

 

トピックの最終更新日: 2011-01-27

Microsoft Lync Server 2010 通信ソフトウェア では、トランスポート層セキュリティ (TLS) 接続および相互 TLS (MTLS) 接続をサポートするための公開キー基盤 (PKI) が必要です。 既定では、Lync Server 2010 はクライアントとサーバー間の接続に TLS を使用するように構成されています。 MTLS は、サーバー間の接続に使用されます。

MTLS 証明書は、Lync Server の信頼された証明機関 (CA) によって発行される必要があります。Lync Server は、次の CA から発行される証明書をサポートしています。

  • 内部 CA から発行される証明書:

    • Windows Server 2008 オペレーティング システムの CA

    • Windows Server 2008 R2 オペレーティング システムの CA

    • Windows Server 2003 Enterprise Edition オペレーティング システム (Service Pack 1 (SP1) 適用済み) の CA

    • SP1 Windows Server 2003 オペレーティング システム (SP1 適用済み) のスタンドアロン CA (サポートされているが非推奨)

    Windows Server 2003 の CA に対して Web ベースの証明書要求を送信する場合は、Windows Server 2003 (SP2 適用済み) または Windows XP を実行するコンピューターから送信する必要があります。

  • パブリック CA から発行される証明書

Windows 7 オペレーティング システム、Windows Server 2008 オペレーティング システム、Windows Server 2008 R2 オペレーティング システム、Windows Vista オペレーティング システム、および Microsoft Office Communicator 2007 Phone Edition を実行するクライアントから接続する場合、Lync Server 2010 は SHA-256 暗号ハッシュ関数を使用して署名した証明書もサポートします。 SHA-256 を使用する外部アクセスをサポートするには、SHA-256 を使用するパブリック CA が外部証明書を発行する必要があります。