通話リスト レポート

 

トピックの最終更新日: 2011-02-01

通話リスト レポートは、組織内で発信または着信した通話に関して、詳細な情報を提供します。

フィルター

なし。通話リスト レポートにフィルターを適用することはできません。

指標

次の表に、通話リスト レポートで提供される通話ごとの情報を示します。

通話リスト レポートの指標

名前 この項目での並べ替え 説明

[詳細]

いいえ

この項目をクリックすると、その通話に関する補足的な情報が表示されます。

[発信者]

はい

通話の発信者の SIP アドレス。

[呼び出し先]

はい

通話の着信者の SIP アドレス。

[開始時刻]

はい

通話が開始された日時。

[終了時刻]

はい

通話が終了した日時。

[発信者ユーザー エージェント]

はい

通話の発信者のエンドポイントで使われているソフトウェア。

[呼び出し先ユーザー エージェント]

はい

通話の着信者のエンドポイントで使われているソフトウェア。

[往復 (ミリ秒)]

はい

リアルタイム転送プロトコル (RTP) パケットが別のエンドポイントとの間を往復するのに要する平均時間 (ミリ秒単位)。100 ミリ秒以下の往復時間が許容できる品質と見なされます。

この値が高い場合は、国際通話ルーティング、ルーティングの構成ミス、メディア サーバーの過負荷などの原因が考えられます。その結果、双方向のリアルタイムの音声会話が難しくなります。

[低下 (MOS)]

はい

通話時に発生した平均オピニオン値 (MOS) 低下の平均値。低下の値範囲は、最低 0.0 から最高 5.0 までとなります。0.5 以下の値は、許容される低下を表します。従来、平均オピニオン値は、ユーザーが通話の品質を 1 から 5 の範囲で評価することによって計算されていました。Microsoft Lync Server 2010 では、監視サーバーが一連のアルゴリズムを使用して、ユーザーが通話をどう評価したかを予測します。

この値が高い場合は、輻輳、帯域幅の不足、ワイヤレスの輻輳または干渉、メディア サーバーやエンドポイントの過負荷などの原因が考えられます。その結果、音声のひずみや欠落が生じます。

[パケット損失]

はい

RTP パケットの平均損失率 (パケット損失は、RTP パケット (音声およびビデオをインターネット上で転送する場合に使用されるプロトコル) が宛先に到達できなかった場合に発生します)。通常、この値が高い場合は、輻輳、帯域幅の不足、ワイヤレスの輻輳または干渉、メディア サーバーの過負荷などの原因が考えられます。その結果、一般に音声のひずみや欠落が生じます。

[ジッター]

はい

RTP パケットの着信間に検出された平均ジッター (ジッターとは、通話の "揺れ" の測定値です)。通常、この値が高い場合は、輻輳やメディア サーバーの過負荷の原因が考えられます。その結果、音声のひずみや欠落が生じます。

[ヒーラー隠し比率]

はい

サンプルの合計数に対する隠しオーディオ サンプルの平均比率 (隠しオーディオ サンプルとは、突然遷移を取り除くために使用される手法です。突然遷移は、通常、ネットワーク パケットの削除が原因で発生します)。この値が高い場合は、パケット損失やジッターのために高いレベルで損失の隠蔽が適用されています。その結果、音声のひずみや欠落が生じます。

[ヒーラー引き伸ばし比率]

はい

サンプルの合計数に対する引き伸ばされたオーディオ サンプルの平均比率 (引き伸ばされたオーディオとは、ネットワーク パケットの削除が検出されたときに通話の品質を維持できるように拡張されたオーディオのことです)。この値が高い場合は、ジッターのために高いレベルでサンプルの引き伸ばしが行われています。その結果、音声が機械のように聞こえたりひずんで聞こえたりします。

[ヒーラー圧縮比率]

はい

サンプルの合計数に対する圧縮オーディオ サンプルの平均比率 (圧縮オーディオとは、ネットワーク パケットの削除が検出されたときに通話の品質を維持できるように圧縮されたオーディオのことです)。この値が高い場合は、ジッターのために高いレベルでサンプルの圧縮が行われています。その結果、音声が早送りされたように聞こえたりひずんで聞こえたりします。

[接続]

はい

ワイヤレス通信リンクの種類。通常、これは次のいずれかです。

  • リレー

  • 直接