デバイス レポート

 

トピックの最終更新日: 2011-02-01

このレポートは、エンタープライズ VoIP 通話で使用されたデバイスの概要と、デバイスごとの通話の平均的なメディア品質を表示します。

フィルター

フィルターは、細かく絞り込んだデータ セットを返したり、返されたデータをさまざま方法で表示したりする方法として利用できます。たとえば、デバイスレポートでは、通話の種類 (つまりクライアント通話かどうか)、電話会議、公衆交換電話網 (PSTN) 通話などに基づくフィルターを行えます。また、データをグループ化する方法を選択することもできます。この場合は、時間、日、週、または月を基準にデバイスがグループ化されます。

次の表に、デバイス レポートで使用できるフィルターを示します。

デバイス レポートのフィルター

名前 説明

[開始]

時間範囲の開始日と開始時刻。データを時間単位で表示するには、次のように開始日と開始時刻の両方を入力します。

2011/1/1 13:00

開始時刻を入力しないと、レポートは自動的に指定日の午前 12:00 に開始します。データを日単位で表示するには、次のように日付のみを入力します。

2011/1/1

週単位または月単位で表示するには、表示する週または月の任意の日付を入力します (その週または月の最初の日である必要はありません)。

2011/1/3

週は、常に日曜日から土曜日までです。

[終了]

時間範囲の終了日と終了時刻。データを時間単位で表示するには、次のように終了日と終了時刻の両方を入力します。

2011/1/1 13:00

終了時刻を入力しないと、レポートは自動的に指定日の午前 12:00 に終了します。データを日単位で表示するには、次のように日付のみを入力します。

2011/1/1

週単位または月単位で表示するには、表示する週または月の任意の日付を入力します (その週または月の最初の日である必要はありません)。

2011/1/3

週は、常に日曜日から土曜日までです。

[音声切り替えの原因]

エコーを防ぐために通話が半二重モードになった理由。半二重モードでは、トランシーバーで会話するときと同じように、通信は一方向ずつでのみ行えます。次のいずれかを選択します。

すべて

なし

誤ったタイムスタンプ

エコー

DNLP (Dynamic Nonlinear Processor)

低い複雑度

不良なデバイス状態

AEC 後のエコー (アコーステック エコー キャンセレーション)

[エコーの原因]

容認されるレベルを超えるエコーが検出された理由。(通信のエコーとは音の反響のことで、井戸の底に向かって叫んだときに聞こえるのと同じ現象です)。次のいずれかを選択します。

すべて

なし

誤ったタイムスタンプ

AEC 後のエコー (アコーステック エコー キャンセレーション)

ANLP (Adaptive Nonlinear Processor)

DNLP (Dynamic Nonlinear Processor)

マイクのクリッピング

[通話の種類]

行われた通話の種類を示します。次のいずれかの値を選択します。

すべて

クライアント通話

PSTN 通話

電話会議

[アクセスの種類]

クライアントが通話時に内部ネットワークにログオンしたか、外部ネットワークにログオンしたかを示します。次のいずれかを選択します。

すべて

内部

外部

[ネットワークの種類]

通話時にクライアントが接続したネットワークの種類を示します。次のいずれかを選択します。

すべて

有線

ワイヤレス

[VPN]

通話時に外部クライアントが仮想プライベート ネットワーク (VPN) 接続を使用したかどうかを示します。次のいずれかを選択します。

すべて

VPN

非 VPN

[デバイスの種類]

デバイスの種類を示します。次のいずれかを選択します。

キャプチャ デバイス

レンダー デバイス

キャプチャ/レンダー デバイスのペア

[デバイス名]

キャプチャまたはレンダー デバイスの名前。デバイス名の全体または一部を指定できます。たとえば、Microphone (Microsoft LifeCam VX-1000.) というデバイスを検索する場合には、次のように名前全体を指定できます。

Microphone (Microsoft LifeCam VX-1000.)

または、名前の一部のみを指定することもできます。次に例を示します。

LifeCam

上のフィルターでは、名前のどこかに文字列 "LifeCam" が含まれているデバイスがすべて返ります。

指標

次の表に、デバイス レポートで提供される情報を示します。

デバイス レポートの指標

名前 この項目での並べ替え 説明

[キャプチャ デバイス]

はい

音声の送信に使用されたデバイス (たとえばマイクや Web カメラ)。

[レンダー デバイス]

はい

音声の受信に使用されたデバイス (たとえばヘッドセットやスピーカー)。

[通話ボリューム]

はい

発信された通話の合計数。

[低品質通話のパーセンテージ]

はい

"低品質" として分類された通話のパーセンテージ。低品質通話とは、少なくとも 1 つの測定指標が許容値を超えている通話 (たとえば、過剰なジッターが発生した通話) のことです。

[一意なユーザー]

はい

デバイスを使用した一意なユーザーの数。同じユーザーがデバイスを 13 回使用した場合でも、デバイスを 1 回のみ使用したユーザーと同じように、1 人の一意なユーザーとしてカウントされます。

[音声切り替え時間の比率]

はい

エコーを防ぐために半二重モードでの実行が必要になった通話の比率。半二重モードでは、トランシーバーで会話するときと同じように、通信は一方向ずつでのみ行えます。

[動作していないマイクの比率]

はい

キャプチャ デバイスが容認可能なレベルで機能していなかった通話の比率。この値が大きい場合、通話品質の問題の主な原因は、キャプチャ デバイスが想定どおりに機能しなかったことにあります。

[動作していないスピーカーの比率]

はい

レンダー デバイスが容認可能なレベルで機能していなかった通話の比率。この値が大きい場合、通話品質の問題の主な原因は、レンダー デバイスが想定どおりに機能しなかったことにあります。

[音声切り替えが発生した通話 (%)]

はい

半二重モードへの移行が必要になった通話全体のパーセンテージ。半二重モードでは、トランシーバーで会話するときと同じように、通信は一方向ずつでのみ行えます。

[エコー マイク (%)]

はい

マイクで発生したエコーのパーセンテージ。(通信のエコーとは音の反響のことで、井戸の底に向かって叫んだときに聞こえるのと同じ現象です)。通常、ヘッドセットやハンドセットでは値が小さくなり、スピーカーフォンやスタンドアロンのスピーカーでは値が大きくなります。

[エコー送信 (%)]

はい

他のユーザーに送信されたエコーのパーセンテージ。

[エコーが発生した通話 (%)]

はい

容認可能なレベルを超えるエコーが発生した通話のパーセンテージ。