コア データと設定のバックアップ

コア データおよび設定をバックアップするには

1. RTCUniversalServerAdmins グループのメンバーであるユーザー アカウントから、内部展開内の任意のコンピューターにログオンします。

2. 以下の手順で作成するバックアップを格納するため、新しい共有フォルダーを作成し、$Backup によって参照されているパスを新しい共有フォルダーに更新します。

3. Lync Server 管理シェルを以下の手順で起動します。[スタート]、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync Server 2010]、[Lync Server 管理シェル] の順にクリックします。

4. 中央管理ストアの構成ファイルをバックアップします。コマンド ラインで、次のように入力します。

   Export-CsConfiguration -FileName <path and file name for backup>
   

   次に例を示します。

   Export-CsConfiguration -FileName "C:\Config.zip"
   

   注:
   この手順では、Lync Server 2010 のトポロジ、ポリシー、および構成設定をファイルにエクスポートします。トポロジ データをバックアップするために他の手順は必要ありません。

5. バックアップした中央管理ストアの構成ファイルを $Backup\ にコピーします。

6. 場所情報サービスのデータをバックアップします。コマンド ラインで、次のように入力します。

   Export-CsLisConfiguration -FileName <path and file name for backup>
   

   次に例を示します。

   Export-CsLisConfiguration -FileName "C:\E911Config.zip"
   

7. バックアップした場所情報サービスの構成ファイルを $Backup\ にコピーします。

8. フロントエンド プールのすべてのバックエンド データベースおよびすべての Standard Edition サーバーで、ユーザー データをバックアップします。コマンド ラインで、次のように入力します。

   Dbimpexp.exe /hrxmlfile:<path and backup file name> /sqlserver:<SQL Server FQDN>\<instance name>
   

   次に例を示します。

   Dbimpexp.exe /hrxmlfile:D:\BackupUser.xml /sqlserver:sql.contoso.com\rtc
   

9. バックアップしたユーザー ファイルを $Backup\ にコピーします。

10. 応答グループ アプリケーションを実行するすべてのプールで、応答グループの構成をバックアップします。次の手順を実行します。

    1. Lync Server 2010 Resource Kit ツールをインストールし、RgsImportExport.ps1 スクリプトをコンピューターに保存します。詳細については、「バックアップと復元の要件: ツールとアクセス許可」を参照してください。

    2. コマンド ラインで、スクリプトを保存したフォルダーに移動し、次のように入力します。

       Import-Module .\RgsImportExport.ps1
       Export-CsRgsConfiguration <service:poolFQDN> -FileName <path and file name for backup>
       

       次に例を示します。

       Import-Module .\RgsImportExport.ps1
       Export-CsRgsConfiguration ApplicationServer:pool01.contoso.com -FileName D:\RgsConfig.zip
       

11. バックアップした応答グループの構成ファイルを $Backup\ にコピーします。