Windows Azure Services for Windows Server Web サイト クラウド

Windows Azure Services for Windows Server Web サイトは、Microsoft のクラウド OS イニシアチブの一環として開発されました。これにより、ホスティング サービス プロバイダーは、データセンターの Windows Server 2012 マシン上でマルチテナント Web サイトのホスティング サービスのプロビジョニングを簡単に行えるようになります。Windows Server Web サイト クラウドで動作する Web サイトは、拡張性が高く、複数のテナントに対応しており、サービス管理ポータルを使用して簡単に開発と管理を行うことができます。

Windows Server Web サイトの主なメリット

クラウド OS イニシアチブによって Windows Server 2012 用に開発された最初のクラウド サービスの 1 つである Windows Server Web サイトは、Windows Azure Web サイトと一貫性のある非常に優れたプラットフォームを提供します。Windows Azure Web サイト アプリケーションの開発経験のあるエンド ユーザーは、新しい Web サイト クラウド OS サービスの操作にすぐに慣れることができます。クラウド OS サービスと Windows Azure のプラットフォームの一貫性に関するメリットは数多くありますが、特に、Web サイトが使用するサービス管理テナント ポータルは、特定のブランド化、課金、または統合の要件に適合するために完全なカスタマイズや拡張が可能であることに注目してください。実際、テナント ポータルの主な設計目標の 1 つは、ブランド化されていない、または一般的な "ホワイト レーベル" のクラウド ホスティング ソリューションの一部として、簡単にポータルを構成できるようにすることでした。プラットフォームの一貫性以外にも、Web サイトは次のようなメリットをテナントに提供します。

  • 迅速なアプリケーション開発 - テナントは、Web アプリケーション ギャラリーのおすすめの Web アプリケーションを基にして、わずか 5 分ほどですぐにソリューションを作成することができます。Windows Server Web サイトは、Microsoft Visual Studio および WebMatrix のネイティブ アプリケーションのサポートも提供します。

  • 容易な配置 – Windows Server Web サイトは、FTP、WebDeploy および GIT を使用するソース コード管理をサポートします。

  • データベース サポート – Windows Server Web サイトは、SQL Server と MySQL の両方のデータベースの使用をサポートします。

  • 瞬時に拡張 - ユーザーは、[Web サイトのモード] に指定する値を [共有 (入門)] から [基本の共有] または [予約済み] に変更することで、Web アプリケーションをすばやく拡張できます。予約済み Web サイト モードでは、Web アプリケーションは Web サイト リソースに対する排他アクセスを持ちます。予約済み Web サイト モードで実行するように構成された Web サイトは、Web サイトのインスタンス サイズを既定値の [小] から [中] または [大] に増やすことによって、追加のリソースを使用することができます。

    Web アプリケーションは、Web サイトのインスタンス数を既定値の 1 インスタンスから 2 または 3 インスタンスに変更することでも拡張できます。Web サイトのインスタンス数は、Web サイトに構成されている Web サイト モードとは関係なく変更できます。

  • 複数のフレームワークのサポート – Windows Server Web サイトは、最新のフレームワークである ASP.NET MVC 4、Node.js、PHP などの他に、従来のフレームワークである ASP.NET 2.0 および Classic ASP もサポートします。