グラフへの移動平均の追加 (レポート ビルダーおよび SSRS)
移動平均は、定義された期間にわたって計算される、系列内のデータの平均です。 移動平均をグラフに表示すると、重要な傾向を特定することができます。
移動平均式は、技術的分析で最も一般的に使用される価格指標です。 他にも、平均値、中央値、標準偏差など、多くの式をグラフ上の系列から算出することができます。 移動平均を指定する場合、各式には、指定する必要のあるパラメーターが 1 つ以上設定されていることがあります。
デザイン モードで移動平均式を追加した際に、追加される線系列は、視覚的なプレースホルダーにすぎません。 グラフでは、レポート処理中に各式のデータ ポイントが計算されます。
Reporting Services では、傾向線の組み込みサポートは提供されていません。
注意
SQL Server データ ツールのレポート ビルダーまたはレポート デザイナーを使用して、レポート定義 (.rdl) を作成および変更できます。 これらの作成環境では、レポートおよび関連アイテムの作成方法、開く方法、および保存方法が異なります。 詳細については、「microsoft.com で Web 上のレポート デザイナーおよびReport Builder (SSRS) でレポートを設計する」を参照してください。
計算される移動平均をグラフ上の系列に追加するには
[値] 領域内のフィールドを右クリックし、 [計算系列の追加] をクリックします。 [計算系列のプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
[式] ボックスの一覧の [移動平均] を選択します。
移動平均の期間を表す整数値を [期間] に指定します。
Note
期間は、移動平均の計算に使用する日数です。 x 軸で日付/時刻値が指定されていない場合、期間は、移動平均の計算に使用されるデータ ポイント数で表されます。 データ ポイントが 1 つしか存在しない場合は、移動平均式による計算は行われません。 移動平均の計算は、2 番目のポイントから開始されます。 [最初のポイントから開始する] チェック ボックスをオンにすると、移動平均の計算は最初のポイントから開始されます。 データ ポイントが 1 つしか存在しない場合、計算された移動平均のポイントは、元の系列の最初のポイントと同じになります。
参照
グラフの書式設定 (レポート ビルダーおよび SSRS)
グラフ (レポート ビルダーおよび SSRS)
空のポイントのグラフへの追加 (レポート ビルダーおよび SSRS)