グラフ内の空のデータ ポイントおよび NULL データ ポイント (レポート ビルダーおよび SSRS)
グラフ内に空の値または NULL 値を持つフィールドを表示しようとすると、予期したとおりにグラフが表示されない場合があります。 グラフでは、指定したグラフの種類によって空の値の処理方法が異なります。
グラフの種類が線形のグラフ (横棒グラフ、縦棒グラフ、散布図、折れ線グラフ、面グラフ、または範囲グラフ) の場合、空の値は、空白 (すきま) としてグラフに表示されます。 空のポイントを示すには、空のポイントのプレースホルダーを追加する必要があります。 詳細については、「グラフへの空のポイントの追加 (Report Builderおよび SSRS)」を参照してください。
グラフの種類が連続性のある線形のグラフ (面グラフ、横棒グラフ、縦棒グラフ、折れ線グラフ、散布図) の場合、空のデータ ポイントが、系列の連続性を維持するようにグラフに追加されます。
グラフの種類が線形のグラフ以外 (極座標グラフ、円グラフ、ドーナツ グラフ、じょうごグラフ、またはピラミッド グラフ) の場合、空の値はグラフに表示されません。
図形グラフでは、NULL 値が省略されます。
空のデータ ポイント付きのグラフについては、サンプル レポートに例が含まれています。 このサンプル レポートおよびその他のダウンロードの詳細については、「SQL Server 2014 Report Builder およびサンプル レポートのレポート デザイナー」を参照してください。
注意
SQL Server データ ツールのレポート ビルダーまたはレポート デザイナーを使用して、レポート定義 (.rdl) を作成および変更できます。 これらの作成環境では、レポートおよび関連アイテムの作成方法、開く方法、および保存方法が異なります。 詳細については、「microsoft.com で Web 上のレポート デザイナーおよびReport Builder (SSRS) でレポートを設計する」を参照してください。
空の値または NULL 値の削除
重要なデータを見やすくするには、空の値をデータセットから削除することを検討してください。 NULL 値をフィルター処理するには、クエリで NOT IS NULL 句を使用することができます。 また、0 以外の値だけが表示されるように指定するフィルター式を追加することもできます。 詳細については、「データセット フィルター、データ領域フィルター、およびグループ フィルターの追加 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
グラフ内の値がないフィールド
返されたデータセット内の値が含まれていないフィールドについては、データ ポイントを含まない空のグラフが表示されますが、系列の名前 (通常はフィールド名) は凡例項目として追加されます。
この動作は、返されたデータセット内のデータが 0 行である場合とは異なります (この状況は、レポートがパラメーター化されており、選択した値によって空の結果セットが返される場合に発生します)。 データセット クエリによって返されるデータが 0 行の場合は、表示できるデータがないことを示すメッセージが実行時に表示されます。 [プロパティ] ペインでレポートの NoDataMessage キャプションを変更することによって、このメッセージをカスタマイズできます。 詳細については、「レポート埋め込みデータセットと共有データセット (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
参照
グラフ (レポート ビルダーおよび SSRS)
グラフの書式設定 (レポート ビルダーおよび SSRS)
レポートへのグラフの追加 (レポート ビルダーおよび SSRS)
グラフのトラブルシューティング (レポート ビルダーおよび SSRS)