方法: 64 ビット版の DLL を SQL Server Compact ランタイム インストーラーから抽出する

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一部の開発シナリオでは、64 ビットの SQL Server Compact 3.5 ネイティブ DLL をプロジェクトに含める必要があります。たとえば、64 ビット用のプライベート配置の SQL Server Compact 3.5 を使用するアプリケーションを構築する場合などです。64 ビット環境で開発を行っている場合、これらの DLL は、%Program Files%\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5 フォルダーにあります。ただし、64 ビット版の SQL Server Compact 3.5 ランタイムは、32 ビットの Windows 環境にインストールできないため、開発者は 64 ビット版の DLL を既定のインストールでは使用できません。32 ビット環境で作業する開発者は、64 ビット版の SQL Server Compact 3.5 ランタイム インストーラー (SSCERuntime-ENU-x64.msi) をダウンロードし、ファイルを抽出する必要があります。MSI からファイルを抽出したら、抽出先のディレクトリを参照して 64 ビットのネイティブ DLL をプロジェクトに含めることができます。

SQL Server Compact 3.5 の DLL を 64 ビット版の SQL Server Compact ランタイム インストーラーから抽出するには

  1. 64 ビット版の SQL Server Compact 3.5 ランタイム インストーラー (SSCERuntime-ENU-x64.msi) を Microsoft SQL Server Compact 3.5 Web サイトからダウンロードします。

  2. コマンド プロンプトを開き、コマンド ラインから、md c:\x64 などのファイルを抽出する先のディレクトリを作成します。

  3. ディレクトリを、cd c:\InstallerDownloadDirectory などのインストーラーをダウンロードしたディレクトリに変更します。

  4. コマンド ラインで「msiexec /a SSCERuntime-ENU-x64.msi」と入力し、Enter キーを押します。

  5. ネットワークの場所を指定するプロンプトが表示されたら、手順 3. で作成したディレクトリへの完全なパス （c:\x64 など） を入力します。ネットワークの場所として指定したディレクトリが c:\x64 の場合、64 ビットのネイティブ DLL は、c:\x64\Programs\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5 に抽出されます。