ネイティブ プログラミング リファレンス (SQL Server Compact)

MicrosoftVisual C++ および Visual C++ for Devices を使用すると、MicrosoftSQL Server Compact 3.5 を使用するデスクトップおよびスマート デバイス アプリケーションを開発する際に、Visual C++ の知識を活かすことができます。Visual C++ for Devices は、スマート デバイス アプリケーションを開発するための IDE を提供する Visual Studio に含まれています。

SQL Server Compact 3.5 は、データ アクセスを簡略化するダイナミック リンク ライブラリ (DLL) のセットとして実装されます。OLE DB を使用して、Visual C++ アプリケーション内で SQL Server Compact 3.5 データベースにアクセスできます。OLE DB は低水準データ インターフェイス テクノロジで、データ アクセスのきめ細やかな機能が提供されます。OLE DB for SQL Server Compact 3.5 は、データ操作やデータ アクセスなどの作業を他のデータ アクセス API より高速で処理できます。

SQL Server Compact 3.5 ヘッダー ファイルは %ProgramFiles%\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5\Include にインストールされます。ファイル ヘッダーのコメントには、SQL Server Compact のバージョン固有の情報が含まれています。各ヘッダー ファイルとそれぞれの目的を次に示します。

  • sqlce_err.h

    データベースで使用されているエラー コード

  • sqlce_oledb.h

    OLEDB 標準プログラミング インターフェイス

  • sqlce_sync.h

Merge および RDA のプログラミング インターフェイス。次の表に、このセクションのトピックを示します。

トピック

説明

Engine オブジェクトのプログラミング (SQL Server Compact)

Visual C++ for Devices を使用するときに、SQL Server Compact 3.5 データベースの作成、使用、および削除に使用されるメソッドとプロパティについて説明します。

リモート データ アクセスのプログラミング (SQL Server Compact)

Visual C++ for Devices を使用するときに、SQL Server Compact 3.5 によるリモート データ アクセス (RDA) の実装に使用されるメソッドおよびプロパティについて説明します。

レプリケーションのプログラミング (SQL Server Compact)

Visual C++ for Devices を使用するときに、SQL Server Compact 3.5 によるマージ レプリケーションの実装に使用されるメソッドおよびプロパティについて説明します。

ネイティブ エラー オブジェクトのプログラミング (SQL Server Compact)

Visual C++ for Devices を使用するときに、SQL Server Compact 3.5 によるエラー処理の実装に使用されるメソッドおよびプロパティについて説明します。

関連項目

その他の技術情報

OLE DB プロバイダ リファレンス (SQL Server Compact)