OLE DB トランザクション (SQL Server Compact)
トランザクションとは、データベースへの一連の変更操作を 1 つの操作単位としてまとめて処理するしくみのことです。
OLE DB でのトランザクション
トランザクションは、ITransactionLocal::StartTransaction を使用して開始されます。データベースの変更後は、その変更を ITransactionLocal::Commit を使用してコミットするか、ITransactionLocal::Abort を使用してアボートできます。
SQL Server Compact 3.5 でのトランザクションの使用は MicrosoftSQL Server の場合と多少異なるため、次に挙げるプロバイダ固有の問題について考慮する必要があります。
ITransactionJoin インターフェイスはサポートされていません。このインターフェイスでは、プロバイダが 2 フェーズ コミットのトランザクションをサポートできる必要があるためです。
SQL Server Compact 3.5 では、ネストしたトランザクションはサポートされません。
SQL Server Compact 3.5 では、トランザクション中に変更されたテーブルに対する排他ロックは、そのトランザクションが完了するまで保持されます。これは、DBPROP_SUPPORTEDTXNDDL プロパティの値が常に DBPROPVAL_TC_ALL であることを意味します。
詳細については、「トランザクション (SQL Server Compact 3.5)」および「OLE DB を使用してトランザクションを使用する方法 (プログラム)」を参照してください。