Repair メソッド (SQL Server Compact)

Repair メソッドは、破損したデータベースの修復を試みます。

注意

修復後のデータベースの接続文字列に明示的にパスワードを指定しない限り、修復前のデータベースが暗号化されているかどうかに関係なく、修復後のデータベースでは暗号化が解除されます。

このメソッドを使用して、データベースの大文字と小文字の区別に関する設定を変更することもできます。「CreateDatabase メソッド (SQL Server Compact)」の 2 番目のコード例では、照合順序で大文字と小文字を区別する修復データベースの作成方法を示します。大文字と小文字が区別されるデータベースの詳細については、「照合順序の使用 (SQL Server Compact)」を参照してください。

注意

Repair メソッドの CaseSensitive (または ssce:Case Sensitive) 接続文字列プロパティを false に設定した場合、大文字と小文字を区別するデータベースで大文字と小文字を区別するインデックスが含まれていると、コードが正常に実行されても、その区別がないことによって修復ログにインデックス エラーが記録されることがあります。エラーは、2 つの一意のレコードが同一のものとして扱われる場合に発生します。たとえば、"aaa" と "aaA" という 2 つの値などです。修復ログ ファイルには、"インデックスを作成できませんでした" というメッセージが書き込まれます。

構文

object.Repair(SourceConnection, DestinationConnection, RepairOption)

パラメータ

パラメータ 説明

SourceConnection

修復する元のデータベースへの接続を指定する文字列値。

DestinationConnection

作成される新しいデータベース ファイルの場所を指定する文字列値。

RepairOption

データベース修復の実行の種類を指定します。詳細については、「REPAIROPTION」を参照してください。

プロトタイプ

HRESULT Repair(BSTR SourceConnection, BSTR DestinationConnection, REPAIROPTION RepairOption);

参照

リファレンス

REPAIROPTION

その他のリソース

Engine オブジェクトのプログラミング (SQL Server Compact)
データベースの使用と管理 (SQL Server Compact)

ヘルプおよび情報

サポートについて (SQL Server Compact 3.5 Service Pack 1)