COLLATE (SQL Server Compact)
照合順序を定義するデータベース定義に適用可能な句です。
構文
COLLATE < collation_name >
< collation_name > :: =
< Windows_collation_name >
< Windows_collation_name >:: =
CollationDesignator_< ComparisonStyle >
< ComparisonStyle > :: =
CaseSensitivity_AccentSensitivity
引数
- <collation_name>
データベース定義に適用する照合順序の名前。<collation_name> 引数には、特定の <Windows_collation_name> のみ指定できます。
- <Windows_collation_name>
Windows 照合順序の照合順序名。
CollationDesignator
Windows 照合順序で使用される基本照合順序規則を指定します。基本照合順序規則には、次の要素が含まれます。- 辞書順での並べ替えを指定した場合に適用される並べ替え規則を持つアルファベットまたは言語。
- 非 Unicode 文字データの格納に使用するコード ページ。
たとえば、Latin1_General と French (フランス語) はコード ページ 1252 を使用する照合順序指定子で、Turkish (トルコ語) はコード ページ 1254 を使用する照合順序指定子です。
- CaseSensitivity
大文字と小文字の区別を指定します。SQL Server Compact 3.5 で COLLATE 句を通してサポートされるのは、大文字/小文字を区別しない (CI) オプションだけです。
- AccentSensitivity
アクセントを区別するように指定します (AS)。SQL Server Compact 3.5 は、このオプションのみをサポートします。
次の表は、SQL Server Compact 3.5 で COLLATE 句に使用できる照合順序の一覧です。
Windows システム ロケール | LCID (ロケール ID) | SQL 照合順序名 | コード ページ |
---|---|---|---|
アルバニア語 |
0x41c |
Albanian_CI_AS |
1250 |
アラビア語 (サウジアラビア) |
0x401 |
Arabic_CI_AS |
1256 |
中国語 (中国) |
0x804 |
Chinese_PRC_CI_AS |
936 |
中国語 (中国) |
0x20804 |
Chinese_PRC_Stroke_CI_AS |
936 |
中国語 (台湾) |
0x30404 |
Chinese_Taiwan_Bopomofo_CI_AS |
950 |
中国語 (台湾) |
0x404 |
Chinese_Taiwan_Stroke_CI_AS |
950 |
クロアチア語 |
0x41a |
Croatian_CI_AS |
1250 |
ロシア語 |
0x419 |
Cyrillic_General_CI_AS |
1251 |
チェコ語 |
0x405 |
Czech_CI_AS |
1250 |
デンマーク語 |
0x406 |
Danish_Norwegian_CI_AS |
1252 |
エストニア語 |
0x425 |
Estonian_CI_AS |
1257 |
フィンランド語 |
0x40b |
Finnish_Swedish_CI_AS |
1252 |
フランス語 (フランス) |
0x40c |
French_CI_AS |
1252 |
ドイツ語 (電話帳ソート) |
0x10407 |
German_PhoneBook_CI_AS |
1252 |
ギリシャ語 |
0x408 |
Greek_CI_AS |
1253 |
ヘブライ語 |
0x40d |
Hebrew_CI_AS |
1255 |
ハンガリー語 |
0x40e |
Hungarian_CI_AS |
1250 |
ハンガリー語 (テクニカル) |
0x1040e |
Hungarian_Technical_CI_AS |
1250 |
アイスランド語 |
0x40f |
Icelandic_CI_AS |
1252 |
日本語 |
0x411 |
Japanese_CI_AS |
932 |
韓国語 (拡張 Wansung) |
0x412 |
Korean_Wansung_CI_AS |
949 |
ガリシア語 (英語 - U.S.A.) |
0x409 |
Latin1_General_CI_AS |
1252 |
ラトビア語 |
0x426 |
Latvian_CI_AS |
1257 |
リトアニア語 |
0x427 |
Lithuanian_CI_AS |
1257 |
スペイン語 (インターナショナル ソート) |
0xc0a |
Modern_Spanish_CI_AS |
1252 |
ポーランド語 |
0x415 |
Polish_CI_AS |
1250 |
ルーマニア語 |
0x418 |
Romanian_CI_AS |
1250 |
スロバキア語 |
0x41b |
Slovak_CI_AS |
1250 |
スロヴェニア語 |
0x424 |
Slovenian_CI_AS |
1250 |
タイ語 |
0x41e |
Thai_CI_AS |
874 |
スペイン語 (トラディショナル ソート) |
0x40a |
Traditional_Spanish_CI_AS |
1252 |
トルコ語 |
0x41f |
Turkish_CI_AS |
1254 |
ウクライナ語 |
0x422 |
Ukrainian_CI_AS |
1251 |
ベトナム語 |
0x42a |
Vietnamese_CI_AS |
1258 |
解説
Windows 照合順序名を指定せずに作成したデータベースにはすべて、既定の照合順序である Latin1_General (Latin1_General_CI_AS など) が割り当てられます。この照合順序では、Latin1 General での辞書順による並べ替えルール (コード ページ 1252) が使用されます。大文字/小文字は区別されず、アクセントは区別されます。
既定の照合順序とは異なる照合順序を指定するには、オプションの COLLATE 句を使用します。たとえば、Spanish (スペイン語) の照合順序を指定するには、次のようなクエリを使用します。
CREATE DATABASE "SpanishDB.sdf" DATABASEPASSWORD '<enterStrongPasswordHere>' COLLATE Traditional_Spanish_CI_AS
SQL Server Compact 3.5 の SP1 リリースでサポートされる照合順序の詳細については、「サポートされる照合順序 (SQL Server Compact)」を参照してください。COLLATE 句でサポートされるのは、大文字と小文字を区別しない照合順序のみです。
参照
その他のリソース
国際化に関する注意点 (SQL Server Compact)