分析データ ソースからのデータの取得

新規 : 2005 年 12 月 5 日

接続を確立し、クエリを作成すると、任意のデータを取得できます。ADOMD.NET では、AdomdCommand オブジェクトのいずれかの Execute メソッドを呼び出すことにより、3 種類のオブジェクト (CellSetAdomdDataReaderSystem.Xml.XmlReader) を使用してデータを取得できます。

これら 3 つのオブジェクトは、対話性とオーバーヘッドがそれぞれ異なります。

  • "対話性" とは、オブジェクト モデルの使いやすさ、およびそのオブジェクト モデルで入手できる情報量を指しています。
  • "オーバーヘッド" とは、オブジェクト モデルがサーバーへネットワーク接続する際に発生するトラフィックの量、オブジェクト モデルの実行に必要なメモリ容量、およびオブジェクト モデルがデータを取得する際の速度を指しています。

次の表は、各オブジェクトの対話性とオーバーヘッドを示しています。それぞれの違いを確認したうえで、アプリケーションに最適なデータ取得オブジェクトを選択してください。

オブジェクト 対話性 オーバーヘッド 次元の保持 使用方法に関する情報

CellSet

最も高い

やや大きい (結果として、データの取得は最も低速)

あり

セルセットを使用したデータの取得

AdomdDataAdapter

なし

DataAdapter からの DataSet の読み込み

AdomdDataReader

なし

AdomdDataReader を使用したデータの取得

System.Xml.XmlReader

最も低い

最も小さい (その結果、データの取得は最も高速)

あり

XmlReader を使用したデータの取得

参照

関連項目

ADOMD.NET クライアント プログラミング

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手