スクリプト タスクでのログ記録

更新 : 2006 年 4 月 14 日

Integration Services パッケージのログ記録を使用すると、実行の進行状況、結果、および問題点などに関する詳細な情報を、あらかじめ定義されたイベントまたはユーザー定義のメッセージとして記録し、後で分析することができます。スクリプト タスクでユーザー定義のデータをログ記録するには、Dts オブジェクトの Log メソッドを使用できます。ログ記録が有効で、[SSIS ログの構成] ダイアログ ボックスの [詳細] タブでログ記録の対象として [ScriptTaskLogEntry] イベントが選択されている場合、Log メソッドを 1 回呼び出すと、そのタスク用に設定されたすべてのログ プロバイダに対し、イベント情報が保存されます。

ms136131.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
ログ記録はスクリプト タスクから直接実行できますが、ログ記録ではなくイベントを実装することを検討する必要があります。イベントを使用すると、イベント メッセージのログ記録を有効にできるだけでなく、既定またはユーザー定義のイベント ハンドラによってイベントに応答することができます。

ログ記録の詳細については、「パッケージ実行のログ記録」を参照してください。

ログ記録の例

次の例は、処理された行数を表す値をログに記録する、スクリプト タスクのログ記録を示します。

Public Sub Main()

    Dim rowsProcessed As Integer = 100
    Dim emptyBytes(0) As Byte

    Try
        Dts.Log("Rows processed: " & rowsProcessed.ToString, _
            0, _
            emptyBytes)
        Dts.TaskResult = Dts.Results.Success
    Catch ex As Exception
        'An error occurred.
        Dts.Events.FireError(0, "Script Task Example", _
            ex.Message & ControlChars.CrLf & ex.StackTrace, _
            String.Empty, 0)
        Dts.TaskResult = Dts.Results.Failure
    End Try

End Sub

参照

その他の技術情報

Integration Services ログ プロバイダ
パッケージへのログ機能の実装

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 4 月 14 日

新しい内容 :
  • ログ記録よりもイベントの方が有益な場合があるという記述を加えました。