Integration Services プロジェクトの作成

SQL Server Management Studio および Business Intelligence Development Studio でのプロジェクトとは関連ファイルをグループ化したコンテナのことです。たとえば、パッケージ、データ ソース、データ ソース ビューの定義など、特定の ETL ソリューションの作成が必要なファイルは、すべてプロジェクトの一部です。

SQL Server 2005 Integration Services (SSIS) パッケージは、Integration Services プロジェクト内で開発します。

プロジェクトは、ソリューションに格納されます。最初にソリューションを作成し、次に Integration Services プロジェクトをそのソリューションに追加できます。既存のソリューションがない場合、最初にプロジェクトを作成したときに Business Intelligence Development Studio は自動的にソリューションを作成します。ソリューションには、異なる種類の複数のプロジェクトを含めることができます。

Integration Services プロジェクトは、データ ソース、データ ソース ビュー、およびパッケージのオブジェクト定義を管理します。データ ソース、データ ソース ビュー、およびパッケージのファイルは、Integration Services プロジェクト内の個別のフォルダに格納されます。

次の図は、Integration Services プロジェクト内のフォルダを示しています。

Integration Services プロジェクトおよびフォルダ

Integration Services プロジェクトを使用して作業するには、Business Intelligence Development Studio 環境をインストールする必要があります。詳細については、「SQL Server Integration Services のインストール」および「SQL Server 2005 のインストール」を参照してください。

Integration Services プロジェクトのフォルダ

次の表では、Integration Services プロジェクトに表示されるフォルダについて説明します。

フォルダ 説明

データ ソース

複数のパッケージによって参照可能な、プロジェクト レベルのデータ ソースが含まれます。詳細については、「データ ソース (SSIS)」を参照してください。

データ ソース ビュー

データ ソース上に構築され、変換元、変換、および変換先によって参照可能な、データ ソース ビューが含まれます。詳細については、「データ ソース ビュー (SSIS)」を参照してください。

SSIS パッケージ

パッケージが含まれます。詳細については、「Integration Services パッケージ」および「Integration Services パッケージのデザインと作成」を参照してください。

その他

データ ソース、データ ソース ビュー、およびパッケージ ファイル以外のファイルが含まれます。

Integration Services プロジェクトのファイル

新しい Integration Services プロジェクトまたは既存のプロジェクトをソリューションに追加すると、Business Intelligence Development Studio により、.dtproj、.dtproj.user、および .database 拡張子を持つプロジェクト ファイルが作成されます。

  • *.dtproj ファイルには、プロジェクトの構成と、データ ソースやパッケージなどのアイテムに関する情報が含まれます。
  • *.dtproj.user ファイルには、プロジェクト処理の設定に関する情報が含まれます。
  • *.database ファイルには、Business Intelligence Development Studio で Integration Services プロジェクトを開くために必要な情報が含まれます。

Integration Services プロジェクトを使用した作業

Integration Services プロジェクトを使用した作業方法の詳細については、次のトピックのいずれかを参照してください。

参照

概念

ソリューションの作成

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手