データ フロー コンポーネントで式を使用する方法

この手順では、条件分割変換または派生列変換に式を追加する方法について説明します。条件分割変換では、式を使用して、変換出力にデータ行を出力する条件を定義します。また、派生列変換では、式を使用して、列に割り当てる値を定義します。

変換に式を実装するには、あらかじめパッケージに少なくとも 1 つのデータ フロー タスクとソースが含まれている必要があります。パッケージにアイテムを追加する方法の詳細については、次のトピックを参照してください。

式を作成するには

  1. Business Intelligence Development Studio で、目的のパッケージが含まれている Integration Services プロジェクトを開きます。

  2. ソリューション エクスプローラで、パッケージをダブルクリックして開きます。

  3. SSIS デザイナの [制御フロー] タブをクリックし、式を実装するデータ フローを含むデータ フロー タスクをクリックします。

  4. [データ フロー] タブをクリックし、[ツールボックス] からデザイン画面に条件分割変換または派生列変換のいずれかをドラッグします。

  5. 緑色のコネクタをソースまたは変換から条件分割変換または派生列変換にドラッグします。

  6. 変換をダブルクリックして、変換のダイアログ ボックスを開きます。

  7. 左側のペインで [変数] を展開し、システム変数およびユーザー定義変数を表示します。また、[列] を展開して、変換の入力列を表示します。

  8. 右側のペインで [数学関数][文字列関数][日付/時刻関数][NULL 関数][型キャスト]、および [演算子] を展開して、式の文法で用意されている関数、キャスト、および演算子にアクセスします。

  9. 変換に応じて、次のいずれかの操作を実行し、式を作成します。

    • [条件分割変換エディタ] ダイアログ ボックスで、変数、列、関数、演算子、およびキャストを [条件] 列にドラッグします。ドラッグする代わりに、[条件] 列に式を直接入力することもできます。
    • [派生列変換エディタ] ダイアログ ボックスで、変数、列、関数、演算子、およびキャストを [式] 列にドラッグします。ドラッグする代わりに、[式] 列に式を直接入力することもできます。
      ms141007.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
      [条件] 列または [式] 列からフォーカスを外したときに、式テキストが赤色に変化する場合、式の文法が間違っていることを示します。
  10. [OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。

    ms141007.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    式が有効でない場合、式に文法エラーがあることを示す警告が表示されます。

参照

概念

条件分割変換
派生列変換
データ フロー タスク
パッケージのデータ フローの作成

その他の技術情報

Integration Services の式のリファレンス
Integration Services ソース
式に関する情報 (SSIS)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手