フルテキスト検索フィルタ

varbinary(max) 列または image 列のセルにサポートされているドキュメント ファイルの拡張子のドキュメントが格納されている場合、フルテキスト検索はフィルタを使用してバイナリ データを解釈します。インデックス作成のため、iFilter インターフェイスを実装したフィルタはドキュメントから文字情報を抽出して渡します。SQL Server インスタンスに含まれるフィルタを特定するには、登録されたワード ブレーカ、フィルタ、およびプロトコル ハンドラの情報を返す sp_help_fulltext_system_components (Transact-SQL) ストアド プロシージャを使用します。

多くのドキュメント型を、単一の varbinary(max) または image 列に格納できます。各ドキュメントについて、SQL Server はファイル拡張子を基に正しいフィルタを選択します。ファイルが varbinary(max) 列または image 列に格納されている場合にはファイル拡張子が表示されないため、ファイル拡張子を型列と呼ばれるテーブル内の別の列に格納する必要があります。この型列は、任意の文字ベースのデータ型で、文書ファイルの拡張子 (たとえば Microsoft Word 文書の場合は .doc) を格納します。Adventure Works の Document テーブルには、varbinary(max) 型の Document 列と nvarchar(8) 型の FileExtension 列があります。このテーブルのスキーマの詳細については、「Document テーブル (AdventureWorks)」を参照してください。

varbinary(max) 列または image 列にフルテキスト インデックスを作成する場合、その拡張子情報を格納する型列を特定して、SQL Server が使用するフィルタを認識できるようにします。フルテキスト インデックスが作成された列とその型列の ID を検索するには、sys.fulltext_index_columns カタログ ビューを使用します。

varbinary(max) 列または image 列にフルテキスト インデックスを作成した後は、検索述語 CONTAINS および FREETEXT を使用して、この列に対するクエリを実行できます。

ms142499.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
フィルタは、実装によっては、親オブジェクトに埋め込まれたオブジェクトを処理できます。SQL Server では、フィルタが他のオブジェクトへのリンクをたどるように構成されていません。

参照

概念

フルテキスト検索の基礎

その他の技術情報

sys.fulltext_index_columns (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手